公開模試と記述力模試の2つの偏差値
比較したいと思いませんか?
私は比較したいです。
今日は、そういう突拍子もない疑問を発端にした記事です。
記述力模試の受講生のレベルを仮置きし、偏差値を求めるための計算を行い、記述力模試の偏差値≒公開模試の偏差値に変換できるようにしました。
最後に超簡単な早見表もつけてみました。
あくまでご参考ですので、ノークレームノーリターンでお願いします。
背景
先日、日能研で最も難しいテスト:記述力模試の結果に衝撃を受けたばかりですが(詳細は以下参照)、
記述力模試自体は、受験生のレベルが高いので、偏差値が低く出る傾向にあります。
偏差値に関する詳細は以下2つの記事と重複しますので割愛しますが、
公開模試の偏差値≠記述力模試の偏差値
となり、偏差値の相関を出すのはとても難しいです。
ですが、いろんな仮定を置けば、ある程度の推測はできますので、今日はそれにトライしました。
公開模試 VS 記述力模試
受験生のレベルを仮置きし、簡単な計算を行い、変換をしてみました。
前提
記述力模試の受験生は、Mクラス(上位)必修+Aクラス(標準)希望生です。
Mクラスの閾値を偏差値55(上位30%相当、上図の緑範囲)とし、希望で受験したAクラスの生徒は偏差値50以上と仮決めし、受験生の分布は公開模試50以上の赤線と仮定します。
計算
Excelを使ってガリガリ計算するだけなので詳細は割愛しますが、
記述力模試を受けた受験生の平均公開偏差値は約59、偏差値の標準偏差は約4.5となります。
それをもとに横軸に公開模試偏差値、縦軸に記述力模試偏差値でグラフ化しますと、以下のようになります。
換算表は以下です。
公開模試と記述力模試の偏差値を比べた結果、公開模試の偏差値66~67くらいに閾値があります。
検証
長女が受けた記述力模試(8/27受験)の偏差値を公開模試換算した結果と、公開模試(9/3受験)の推定偏差値を比較すると、
※公開模試の自己採点結果からの偏差値推定は以下参照
各科目で多少のでっこみ引っ込みはありますが、4科でみると58前後ですので、
なんとなく正しそう
と考えられます。
まとめ
記述力模試の結果について、いろんな方が報告されておりました。
一部拝見させて頂きましたが、受験生のレベルと偏差値の関係、今回の偏差値の立ち位置をよくご理解されている方がいる一方、記述力模試の偏差値をどう取り扱えばよいか、困っている方もいましたので、計算してみました。
皆さまのご参考になると幸いです
公開模試の結果編につづく