![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190307/13/ugi77314/14/a0/j/o0809108014367765968.jpg?caw=800)
浅草と言えば、この提灯といっても良いでしょう。来日する外国の方にもお馴染みです。
門をくぐり本堂そして五重塔に向かう人々が描かれています。
雪降る夜の浅草を黒いぼかしで表現しています。
歌川広重「名所江戸百景」第52景
現在は新大橋としてかかっている橋で、広重は橋脚もしっかりと描いています。
雨に濡れないように、着物の裾をまくり上げ、傘を目深にかぶり帰路を急ぐ様子が描かれています。
雨を細い線で表すと共に、霞む向こう岸をぼかしを使うことで遠近感がある作品となっています。
歌川広重「名所江戸百景」第30景
![まだ寒さ残るころ春の息吹を感じさせてくれる梅の花。](https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/assets_c/2012/11/hiroshige160_thumb1-thumb-150x150-549.jpg)
まだ寒さ残るころ春の息吹を感じさせてくれる梅の花。
しっかりと枝が横にはっている臥龍梅。ゴッホもこの大胆な構図に魅了されたのかも知れません。
梅を見に訪れる風流人は、着物に梅の香をまとわせ春の訪れを楽しんだと言われています
歌川広重「名所江戸百景」第56景
![菖蒲の花は、勝負強くなりますようにとの想いから、節句の御祝いに欠かせない花でもあります。](https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/assets_c/2012/11/hiroshige169_thumb1-thumb-150x150-603.jpg)
菖蒲の花は、勝負強くなりますようにとの想いから、節句の御祝いに欠かせない花でもあります。
菖蒲の花も色々な種類がありますが、木版独特のぼかしを施した柔らかい花弁が印象的です。
堀切菖蒲園は、江戸から隅田川を渡ってすぐに行かれたため花を見る人で賑わっていたそうです。
歌川広重 名所江戸百景57景
![今の境内に残る太鼓橋は、印象派の画家モネに影響を与えたことでも有名です。](https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/assets_c/2012/11/hiroshige170_thumb1-thumb-150x150-609.jpg)
今の境内に残る太鼓橋は、印象派の画家モネに影響を与えたことでも有名です。
4-5月に花を開く藤。遠景には満開になった藤棚を、近景には藤の花の細部を華麗に描いています。
亀戸天神は、現在でも藤の季節にはたくさんの花見客が訪れる人気の花見スポットです。
団扇絵・浮世絵
歌川広重 雁の玉章嘉永6年4月改
中国前漢のひと蘇武の故事にかかわる言葉。
匈奴に久しくつかまっていた蘇武が雁の足に文を結んで飛ばしたところ、それが都に 届き無事帰れたという。
この故事から「雁の使」は手紙を運ぶ人 であり、また、単に手紙をも意味するらしいです。江戸時代に流行ったのでしょうか?
今は意味がよく分かりません。
![国芳の時代の美人は、歌麿とは違い、鼻はすっきり、あごが出た感じに描かれます。](https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/assets_c/2012/11/kuniyoshi006_thumb1-thumb-150x150-1490.jpg)
国芳の時代の美人は、歌麿とは違い、鼻はすっきり、あごが出た感じに描かれます。
髪の毛の生え際は、彫師の中でも高度な技術をもった職人だけが任される部分です。
夜を表す暗い色の背景に、雨が白い線で表現されています。
歌川広重「朝顔」
広重が描いた団扇絵は比較的多く残っていますが、花鳥を扱った図は少なく、特に本図のように朝顔を大胆に正面から描かれたものは貴重で、日本らしい季節感が感じられます。
四季の花盡(はなづくし)とあり、本図は夏の花「朝顔」を描いています
夏の風物詩、朝顔が広重の手により、柔らかく描かれています。
朝顔の花と葉の陰にきりぎりすが隠れていました。
左側の朝顔にキリギリスが止まっているのが分かりますか?
廊下にある小さな小さな美術館です。