ロック(Rock)な話~第3章~

 

「ジョン・ハイズマン」ロンドン出身 ドラマー

★ミュージシャンズ・ミュージシャン

ジョン・ハイズマンのバンドメンバーは皆さん実力派で後に成功する人が多いです。

メンバーを育てるのが巧いのでしょう。

しかし、活動している時はバンドは売れず、お金儲けは出来なかったみたいです。

今では名盤ばかりなのに。でも、私は持っていましたよ。

彼もまた、時代の先を走りすぎていたんでしょうね。

 

 

 

ジャズ・ロック活動

1964年頃から、ジャズ・ミュージシャンとしてプロ活動を始め、複数のジャズ・バンドに参加する。1966年、 後の「クリーム」メンバーが在籍(ジャックとジンジャー)していた、「グレアム・ボンド・オーガニゼーション」に加入。ここで、ディック・ヘクストール=スミスと同僚になる

1968年から、ブルース・ブレイカーズ(エリック・クラプトンやジャック・ブルースも在籍してた)で活動する。

 

1969年「コロシアム」結成 

1968年夏、リーヴス、グリーンスレイド、ヘクストール=スミスらと、プログレッシブ・ロックバンド「コロシアム」を結成。その後、「テンペスト」や「コロシアムⅡ」などで活動し、ハードロック/フュージョンの領域に進出。長年に渡って活動する。

壮年期のジョン・ハイズマン

「コロシアム」ジャズ・ロックの大御所

「コロシアムライブ」クリス・ファーローのボーカルが恐ろしい

 

ここで少しおさらい

NHKヤング・ミュージック・ショー放映リスト 1971/10~1979/3
01 1971/10/24 クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(ライヴ&ドキュメント)
02 1972/07/05 ローリング・ストーンズ(69/7/5ロンドン・ハイド・パーク)
03 1972/05/07 クリーム(68/11/26ロイヤル・アルバート・ホール)
04 1972/08/25 スーパーショウ(69/3 レッド・ツェッペリン、エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、コロシアム・・・)

このスーパーショウでは解散直後のクリームのエリックとジャックが演奏しています。

またデビューしたてのレッド・ツェッペリンも出演しています。

そしてコロシアムも出演しています。

 

コロシアム解散

「テンペスト」結成 Tempest「テンペスト」 (1973)

Living In Fear「眩暈」 (1974)

「テンペスト」コロシアムよりロックに近いグループ2枚の名盤を残して解散

マーク・クラークはコロシアムの頃からの生き残り。ジャック・ブルースぽいベースを弾きます。

 

第1期「Tempest」発表時

ポール・ウィリアムス(Vo)

アラン・ホールドワース(G)アラン・ホールドワースのこの後の活躍はめざましい。

世界一指が早いギターリスト。

マーク・クラーク(B)ジョン・ハイズマン(Ds)

 

第2期「Live in London」発表時

ポール・ウィリアムス(Vo) アラン・ホールドワース(G):2017年4月に死去。享年70歳

オリー・ハルソール(G) マーク・クラーク(B) ジョン・ハイズマン(Ds)

アランとオリーのツインギターが爆発するライブ音源が残っている。

 

第3期「Living In Fear」発表時

オリー・ハルソール(G)):1992年5月29日、スペインでドラッグによる心臓発作で死去42歳

マーク・クラーク(B) ジョン・ハイズマン(Ds)

 

1976年「コロシアムⅡ」結成

ゲーリー・ムーアを迎えて時代の先を行っていたバンド

ロックというより当時のフュージョン。ゲーリーはジェフ・ベックに影響されている。

1976年に1stアルバム『Strange New Flesh』

「Down To You」が最高 

Electric Savage (1977)を発表

War Dance (1977)を発表

ジョン・ハイズマン (Ds) ゲーリー・ムーア (G) ドン・エイリー (Key) ニール・マーレイ (B)
マイク・スターズ (Vo) ジョン・モール (B)

3枚のアルバムを残して解散

 

1994年コロシアム再結成

Colosseum Bread & Circuses album cover

1997年には27年ぶりのスタジオ・アルバム『Bread & Circuses』を発表

 

2007年2月17日・18日にはハイズマン、クレムソン、グリーンスレイド、クラーク、ファーロウ、バーバラ・トンプソンのラインナップで初日本公演(クラブチッタ川崎)を行いました。

私が知ったのは・・公演後でした。見たかったな・・・・・

ジョン・ハイズマンの伝説のドラム

2014年、11年振りのスタジオ・アルバム『タイム・オン・アワ・サイド』を発表。そしてハイズマンは、2015年2月28日のロンドン公演を最後に、コロシアムの活動を終了させることを発表し、歴史の幕を閉じました。

 

2018年ビックリニュース

ジョン・ハイズマンが、コロシアムでの長年の相棒、クレム・クレムソンとマーク・クラークを誘って、新バンドを結成、アルバムとツアーする発表!
その名も「JCM」Jon Hiseman/Clem Clempson/Mark Clarke
ハイズマンが、ブログで語ったところによれば、彼の背中を押したのは、昨年の前半に1ヶ月のうちに相次いで亡くなった「ラリー・コリエル」と「アラン・ホールズワース」らしいです。
「私を信頼してくれた人たちは、あらかた死んでしまって、それで突然気づいたんだ!彼らは、私に自分の音楽を続けるようにと、励ましてくれているんだな・・と」
 徐々に、「アルバムを作らなければ」心の中を占めるようになったというハイズマン。選ばれた歌やインストは、全て彼らを思い出させるものだとか。

もう74歳ですよ。

しかし、外国のミュージシャンは若いです。これから話す方々も皆さん70過ぎ

恐ろしいですね。

バンドの映像を見る限りでは、元気にドラムを叩いていました。

 

観たくても観られないミュージシャンがいっぱいいますね。

ジャック・ブルース、ジョン・ハイズマン、ジンジャー・ベイカー日本に来ていない訳じゃないんですよね。知らないうちに来日しているケースが多いです。

また、年齢的に亡くなった方や、やんちゃ過ぎて亡くなった方や、廃業しちゃった方も多いです。

その中でいまだに現役でトップを走り続けているミュージシャンがいることにビックリですね。

 

では第4章にまだ続きます。

次はいよいよ元気な爺さんたちが登場します。

ごくわずかな、このシリーズのファンの方はお楽しみに。