今回は擬宝珠(ぎぼし)の話
擬宝珠の意味
起源は諸説あり、一つは仏教における宝珠(ほうじゅ)は釈迦の骨壺(舎利壺)の形とか、龍神の頭の中から出てきたという珠のこととも言われ、地蔵菩薩などの仏像が手のひらに乗せているものである。 この宝珠を模した形から擬宝珠とつけられた説。
もう一つはネギのもつ独特の臭気が魔除けにもなると信じられ、その力にあやかって使われるようになったとする説であり、擬宝珠という用字は葱帽子、葱坊主に後から付けられた当て字。橋や神社など仏教建築以外でも使われることの説明にもなる。
江戸時代、日本橋は火事によって何度も焼けたそうです。戦後、日本橋の「黒江屋」に持ち込まれた擬宝珠には「万治元年戊戌年(1658年)9月吉日 日本橋御大工椎名兵庫」の刻印がありました。これがなんと本物でした。
これって誰が持っていたんでしょうね。
勝手に売り買いしていいのかな?
火事場泥棒なのか、保管者が売ったのかはわかりませんが。
これがその本物。凹んでいますね。
江戸東京博物館に展示されている擬宝珠は、これを摸して作ったそうです。
江戸の街で擬宝珠が許された橋は、江戸城の見附橋のほか「日本橋」・「京橋」・「新橋」の3橋だけでした。

初代広重東海道五十三次「日本橋朝之景」
擬宝珠が見えます。

富嶽三十六景「江戸日本橋」葛飾北斎だとこんな感じです。
橋は人がいっぱいで見えませんが、真ん中に擬宝珠が見えます。
擬宝珠と蔵で日本橋と分かります。
当時こんなに蔵が並んでいる都市は江戸くらいです。
日本橋は蔵だけで名所になりました。今でも見物客は多いですよ。
「日本橋江戸ばし」初代広重
「日本橋」から見た日本橋川の下流の「江戸橋」。下の魚の荷台には鰹が入っています。
欄干の左方、日本橋川の北岸には魚河岸がありました。

初代広重「日本橋雪晴」
奥には蔵が並んでいます。手前には魚河岸があります。 大きな魚を担いでいます。

初代広重 新選江戸名所「日本橋雪中図」
大きな魚を担いでいるのは「まぐろ」かな?
鰹にしては大きいし、ブリは江戸じゃ捕れないだろうし。大きさからして鮪だと思います。
江戸時代、銚子で醤油が作られ、腐りやすいまぐろを醤油へ漬け、生のままの保存技術が考案されました。「ヅケ」ですね。「ヅケ」は江戸っ子の人気を呼び、まぐろ赤身を中心とした新鮮な鮨の基礎になりました。

「木曽街道 日本橋雪之曙」溪斎英泉
ここでも大きな魚を担いでいます。

歌川国貞(三代目歌川豊国) 「東海道名所風景 日本橋」

江戸後期の「日本橋」擬宝珠がありますね。
現在の石造二連アーチ橋は1908年(明治41年)に着工、1911年(明治44年)に完成

新東都名所東海道中「日本橋 改」
(にほんばし あらため)
山口晃が日本橋を描いた"現代の浮世絵"
良いような。
悪いような・・複雑な浮世絵ですね。

京橋竹がし 初代広重
京橋より下流の北側は竹河岸と呼ばれ、川に面して竹問屋が並んでいました。
「びくにはし雪中」二代目広重
外堀から京橋川に最初に架かっていたのが比丘尼橋です。擬宝珠はありませんね。
「山くじら」はイノシシ(猪)です。
牡丹鍋
俳人蕪村が「静々に五徳にすえにけり薬食」と詠みました。肉食は禁止だったので「山鯨」と言われ食べられた猪肉。

東京開花三十六景新橋ヨリ煉化の造家
三代目広重
浮世絵には「志んばし」と書いてありますね。
擬宝珠はあります。
江戸時代の噺家の回顧録に「擬宝珠の間(日本橋と京橋の間)に出演しなければ、一人前ではない」という旨の記載があります。大店では日本橋と京橋の間への出店(「擬宝珠内」)はとても誇らしげなことでした。それほど日本橋は日本の中心だったんですね。
五重塔や五輪塔などの仏塔の先端にあるのは「宝珠(ほうじゅ)」だそうです。

知っていますか?
誰も知らないと思いますが江戸東京博物館公式キャラクター「ギボちゃん」
今日のお店
森下「山利喜(やまりき)」
今はビルになりました。開店前は並びます。
まずは冷たいビールです。孤独のグルメ風にいうと、下町麦ジュース。
東京三大煮込みの1つ。ガーリックトーストで食べる人が多いです。
私のベストではない煮込みです。とても有名なんですが・・・・
★私のベスト煮込み★
- 一番は今は無き西巣鴨の「高木」
- 月島の「岸田屋」
- 門前仲町の「大坂屋」
- 住吉の「山城屋酒場」
レバー、ハツを塩。小袋タレです。ちょっと焼き加減が今一歩でした。
最近、焼鳥屋通いをしているので焼きにうるさいです。
★私のベストやきとん★
- レバー 塩
- ハツ 塩
- カシラ 塩
- 子袋 タレ
- 加賀屋のシロ タレ
小肌。とても、とてもおいちい。いい塩梅です。
★私のベスト光物★
- 新子(小肌の稚魚)
- 小肌
- 鯖
よくは見えませんが、鰹のタタキです。これも美味しかった。
菊川の「大江戸」
お通しは枝豆、のれそれ(穴子の稚魚)、蛍烏賊。
季節の三点セットですね。枝豆より空豆の方が今時ですが。
小鮎の天麩羅
小鮎の苦い味がたまりません。山菜の天麩羅付きです。
〆は蕎麦です。美味しいお蕎麦でした。
このお店は日本酒も色々置いてあります。












