JR郡山富田駅は成功例(PART2) | 花かつみ

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JR磐越西線の「JR郡山富田駅」は開業7周年を迎えます。郡山市の要望によりJR東日本が設置した請願駅です。郡山市内有数の住宅地である八山田地区を後背地に持ち、医療関連産業の集積を目指し旧福島県農業試験場跡に郡山市が整備計画中の「(仮称)メディカルヒルズ郡山」には、総合南東北病院と共同事業者が新病院と医療関連施設の建設を予定しています。某経済新聞によれば、郡山富田駅を軸に住宅・産業集積の成功例として取り上げられている。

 

郡山富田駅の利用者数

無人駅のためJR東日本と郡山市は利用者数の調査はしていないようですが、1000人/日の利用者数を見込んで開業しています。ある団体が、実際に駅に赴き、利用者数を計測した。計測日は2018年11月1日(木)、郡山方面(上り)利用者と会津若松方面(下り)利用者をそれぞれ計測した。郡山方面については、乗車484人(内制服学生133人)、降車71人(内制服学生23人)、会津若松方面については、乗車61人(内制服学生15人)、降車472人(内制服学生138人)となる。総利用者数は1088人となる。3本分の運行について調査ができていない点を考えても、目標利用者数には十分到達していると調査結果を報告している。終日の方面別利用状況を見ると、上り方面は乗車、下り方面は降車が圧倒的に多いことから、富田地区の居住者の郡山方面への利用と、郡山駅方面からの新駅利用が圧倒的に多いとのことです。

 

これまで郡山富田駅の具体的な利用者数は不明でしたが、この調査結果から予定通りの利用状況であることが証明されました。この後、総合南東北病院と関連施設が整備されれば更に利用者が増える事になるでしょう。脱クルマ社会を目指すコンパクトシティ化のためにも公共交通機関は大事です。新駅開設は大成功でしたね!

 

 

(仮称)メディカルヒルズ郡山

南東北病院関連事業者の示した計画では、開発する約16ヘクタールのうち中央の緑地を挟んで南側に病院などの病院機能、北側に医療データセンターなどの施設を集約させる方針です。計画では、高さ約30メートルの7階建てで病院本棟を整備し、南東北第二病院・がん陽子線治療センター等を隣接地に配置させる。本棟屋上にはヘリポートも設置する。

 

医療関連施設ゾーンには、臨床検査などを担う江東微生物研究所と調剤薬局大手のクオール、医療機器販売のエヌジェイアイがデータセンターの他、血液センター、医療関連産業のテナントなどを出店する方針。郡山健康科学専門学校のサテライトキャンパスも置かれる予定。

 

病院ゾーンに隣接する私有地の開発も期待されます。