更に迷走するJR福島駅東口駅前再開発事業 | 花かつみ

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JR福島駅東口駅前再開発事業の再開発組合は、民間事業者が入る「権利者棟」へのホテル誘致を断念した。2018年頃から複数の事業者と交渉を開始、2021年に1社と概ね合意に至っていた。その後、建設関連の価格が高騰し、建設費が膨らむことになった。コロナ禍による宿泊関連の落ち込みも影響し、価格上昇分を客単価に反映できないとの事業者側からの回答があった。別な事業者から土地・建物を単独で取得し、整備する案も打診されたが、公共棟と住宅棟などを含む再開発ビルに、単独棟が生まれてしまう見直しは困難と判断し、再開発組合はホテル誘致を断念した。

 

ホテルは当初、12階建ての「権利者棟」のうち8階~12階の5階分に入居する構想だった。再開発組合は、「権利者棟」への入居が見込まれる横町型飲食店や企業向けオフィスなど他の施設を拡大し、ホテル断念後の階数を10階程度にする方針。

 

再開発ビルは14日に有識者と市民による「まちづくり検討会」が市に提言を取りまとめる。市は提言を踏まえ、ビルの活用方針をまとめ、6月市議会に諮る予定。建設を前提としたお手盛り会議の後、採算度外視で建設が強行されます。

 

福島市の新たな外郭団体のため建設される新公共施設は、永久的に赤字を吐き続ける事になります。更に迷走するJR福島駅東口駅前再開発事業、最終的な被害者は福島市民となることに変更は無いようです。御愁傷さまです・・・