ニプロファーマが白河市工場建設断念 | 花かつみ

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ニプロファーマは、白河市の県営工業団地「工業の森・新白河A-1工区」に進出を計画していたが、工場の建設を断念すると発表した。資材価格の高騰を受け、建設費が当初計画から約2倍に膨れ上がったことが要因とのことです。ニプロファーマは、鏡石町にも生産工場を有しているが、生産体制の強化と市場への安定供給を目指し、福島県と白河市と2022年9月、新たな工場の立地に関する基本協定を結んでいた。同社は今年5月の着工、2025年7月の稼働を目指していたが、協定締結時に約130億円と見積もっていた設備・建設費は、その後の詳細設計段階で250億円程度と約2倍に拡大したという。採算性などを改めて社内で検討した結果、巨額な設備投資は先行きが不透明な中では不可能と判断。同社の担当者は「増産に向けて進めてきたが、費用面で新たな工場を断念せざるを得なくなった」と述べている。【福島民友新聞引用加筆】

 

同社は新たな工場で従業員200人のうち、100人を地元を含めて新たに雇用する方針だったとのことで、地域雇用の面からも痛手です。産業の集積は何よりも大事なことですので、福島県と白河市には新たな企業誘致を早急に進めて欲しいです。