12月5日にトヨタ自動車から新型スーパーカー「GR GT」が正式に発表されました。公道を走るレーシングカーをテーマに開発されました。トヨタ2000GT・スープラ・Lexus LFAに続くスポーツカーの頂点に位置する車となります。トヨタでは伝統のFRスポーツカー造りを式年遷宮と表現し、技術の伝承を目的とした採算を度外視した開発であるとしています。低重心パッケージ、新開発のV8ツインターボエンジン、新開発1モーターハイブリッドシステム、新開発トルコンレス8速AT、トヨタ初のオールアルミニウム骨格等々・・・。この車のために開発した新技術が目白押しです。低重心パッケージが生む兎に角低い車高、伝統のロングノーズ・シュートデッキのスタイルは、最初に空力をデザインし、それにボディーを乗せる方式で進められた。Lexus LFAに勝るとも劣らない新型スーパーカーが誕生しました。スープラ・GTR・NSXが相次いで生産中止となり、この分野の国産車は風前の灯火状態でしたが、トヨタがやってくれました。トヨタ以外には造れない車です。世界一の量産メーカーが造る特別なスーパーカー、更なる詳細情報を待ちたいと思います。
ロングノーズ/シュートデッキの低重心パッケージ

LFAの面影を残すリアスタイル

フロント

オールアルミニウム骨格

新開発V型8気筒4Lツインターボエンジン(最新のホットVとドライサンプ採用)

トランスアクスル方式のトルコンレス8速ATと1モーターハイブリットシステム

インテリア

空気の流れ


【GAZOOレーシングから引用】
GR GT主要緒元
全長 4820mm
全幅 2000mm
全高 1195mm
ホイールベース 2725mm
車両重量 1750kg以下
前後重量配分 前45:後55
排気量 3998cc
ボア×ストローク 87.5×83.1mm
種類 V型8気筒DOHC
過給機 ツインターボ
モーター トランスアクスル内蔵1モーターハイブリッド
変速機構 新開発8速オートマチック
システム最高出力 650ps以上
システム最高トルク 850Nm以上
駆動方式 FR
サスペンション ダブルウィッシュボーン式・コイルスプリング
ブレーキ カーボンセラミック・ディスクブレーキ
タイヤサイズ 前265/35ZR20 、後325/30ZR20
最高速度 320km/h以上