第六十回(3)石臼「あれやこれや」と題して~第二部~ | ユージーのブログ

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 みなさん、こんにちは晴れ

季節の変わり目を表す二十四節気のひとつで、定気法にて太陽黄経が30度のときと定義されている「穀雨こくう」。

2023年は、今日4月20日が、この「穀雨こくう」に該当するそうですよ目

穀雨を過ぎた辺りから徐々に日差しが強くなる日が増えてくる傾向にあるそうです。

 

熱中症など、お気をつけ下さいねビックリマーク

 

 

 

 

 

 

 

 

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石臼「あれやこれや」と題して

第二部(Part3)

 

 

 

 

 

 

 

■上記写真の「下石臼」は珍しい特徴を有しているので以下に解説する。

 

1.石目は(東日本特有)6分割されている。

2.石臼の中心軸の位置には大きな軸穴が開けられ全て正円に

加工されている。(目的:製粉工場で使用されていた石臼)

3.下臼中央部に向かって盛上を示す。(製品の粉をより早く臼から排出する為)

4.石目は「等分化」され比較的浅い溝(線刻)が施されている。

5.石目が彫られている位置は半分位まで中心軸に向かって石目が消えエンボス加工に変化している。

(恐らく、製粉粒度に適した溝加工がなされたと考えられる)

石質も緻密で硬く、珍しい「石臼」である。

 

(群馬県館林市「日清ミュージアム」にて撮影)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■上記写真の「上石臼」は珍しい特徴を有しているので以下に解説する。

 

1.石目が七分割されている。

2.石臼の中心軸の位置に偏りがある。(目的:上下臼の「横ズレ」誘発の為)

3.穀物の投入口から誘導溝が掘込まれている。(溝の「太さ」にも要注意)

4.石目は「フリーハンド」で位置決めされ、陰刻されている。

5.細分化された石目に統一感がない。

例えば、五分割であったり、四分割であったりバラバラである。

 

(岡山県北区建部町地内民家にて撮影)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真・文責  児玉 博文

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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