心の旋律 緑のコトバ | ufocluvのブログ

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気ままに音楽の話でも・・・。

 AbemaTVでももクロのライブを見ました。本当に久しぶりに動くももクロを見たような気がします。自分は前山田健一の作品を聴いて「おっ」とぶっ飛んだ人間だったので、完成度は高くなったと思いますが、彼の作品をリリースしなくなってからのももクロはあまり積極的に聴いていませんでした。

 有安杏果の脱退も、幕張のライブ数日前に知ったぐらいです。当日も偶然掃除をしながら見ていたら、中継をするというので見ていたという感じ。

 

 歌の上手い子だなという印象。ダンスもね。でも他の子達に比べると確かに一歩引いた感じはする子だなと思いました。

 でもそういうもんですよね。自分の学生時代とかみんな考えてみればわかると思いますが、そういう子はいたと思います。で、だからと言って特別でもなかったし、普通にみんなとワイワイやっていたと思います。だからこれがすぐさまメンバーの不仲という噂に繋がるって短略的だなとは思ってました。

 

 武部聡志さんの番組で彼女のソロが発売されることを知りました。何曲かかけたと思うのですが、その時は不思議と聞き流してしまいました。そして、彼女の脱退を知った後、アルバムが出ていることを知り、アマゾンで購入しました。

 自分で作詞作曲もしていました。作家陣もすごい面子でしたね。彼女の作った曲も完成度がものすごく高いと思った。

 そして、何よりも彼女の紡ぎ出すコトバの力に圧倒されてしまった。全ての歌について書くよりも、武部聡志が曲をつくった「心の旋律」に絞って書いて見ようかと思う。

 

 

 

 

 

 その前に、未来という言葉が耳をつくなぁと感じた。これは、彼女のソロ作品においては、重要なキーワードなんだろうなと思った。いきなり別の歌詞で申し訳ないが、「ハムスター」という歌の「たかが先の知れた未来かもしれないけど でも見失うな 足元の幸せ」という言葉にはハッとさせられた。自分が見失ってるからなんだろうけど・・・。

 

 「心の旋律」の歌詞は、ナイフのように刺さってくる。なんでこんなにも・・・と思うほど。印象的な言葉が刺さってくる。

 武部聡志の著書「すべては歌のために」の中にこの曲は「独白」から始まると書いてある。そう、彼女の独白から始まり、独白で締めくくられる。

 

 あの夢はかなわない

 あの子にもかなわない

 相手と過去は変わらない

 でも変えられる

 自分と未来は

 

 アイドルである彼女が、自分の弱さを声にし、自分の中にある決意をさらけ出す。そんな独白からスタートする。だからなんでしょうか?このあと出てくる言葉がガンガン入ってきます。そして突き刺さります。

 

 「切なさ募った恋しい日には」

  

 「暑い日差しが遠のく季節 心急がす夕方のチャイム もうすぐ空はピンク色」

 

 「変幻自在の空に憧れ 私の空も自由がいい」

 

 「私の願いもその中のひとつ 宙を舞って飛んでいく」

 

 「でも自由と孤独は背中合わせ 最後は一人で決めなくちゃね」

 

 「貫く想いそれはただひとつ 歌いたい 歌いたい 握ったマイクもう離さない」

 

 抜粋だが、これ以外にもハッとさせられるコトバがこの1曲に込められている。聴くものになにかを語りかけ、不思議と「自分にもできる」と思わせてくれる歌だと思う。

 

 「色えんぴつ」という歌がある。こちらは心の葛藤が描かれているバラード。染みる歌だ。でも、それだけでは終わらない。最後の最後で「光」を見せてくれる。そう考えるとどの作品も、「心の旋律」と同様に「未来」と「幸せ」のために言葉を紡いでいるんじゃないかな?と感じさせてくれる。

 

 「心の旋律羽に乗せて 今高く高く舞いあがろう」

 

 今になったからそう思うのだろう、そう、彼女が脱退して新しい道を選んだから。これは「決意」なんだなって。自分の未来のため、そして幸せのため・・・。この楽曲は、このアルバムは必要だったんだろうな・・・と。

 

 僕は、熱狂的なファンではないし、偉そうに語ると叱られるかも知れないけれど、何度も聞いていてこんなふうに感じた。

 

 

 

 

 有安杏果はとりあえず、普通に生活するとのこと。これだけのアーティストが歌の世界から離れるのは残念だ。しかし、自分にとってはマスターピースと呼べるアルバムを残してくれたことには、本当に感謝している。末長く聴き続けたいアルバムと出会えた。

 だけど、できるならば、自分で歌ったように、マイクを離さずにいてほしい。自分と歌とのスタンスを、じっくり考えて、何年後でもいい・・・また伸びやかな歌声を聴かせてほしいと願っている。