ミューズロック | ufocluvのブログ

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気ままに音楽の話でも・・・。

 1992年5月。初めてのミューズロック。僕は、スタッフとして携わった。さほど難しい仕事ではなかった。バンドが控え室から野外ステージの袖に来ているかをチェックするだけだったから。おそらく、周りの人間がみんなスタッフとして関わるのに、僕ひとりだけが蚊帳の外という状況を見かねてマスターが急遽声をかけてくれたんだろう。
 2年目は二つのバンドでエントリーした。トイレッツ、UFOCLUV。それから、何回か開催できないこともあったが、よくもまぁ、こんなに長いこと続いたなと思った。衝立の前で1曲歌うのはマスターの発案だった。そういう活動している人にもステージに上がるチャンスをと考えたのだろう。また、セッティングの時間の間つなぎの大変さもよく知っているから、その時間を無駄にしないようにと考えついたらしい。僕は、自分が作ったオケをバックにギターを引いて歌ったこともある。
 最初はつい建前も出演者が少なくて、俺も3,4回ぐらいステージに上がった。それが今ではバンドと同じぐらい出演者がいるという凄まじい状況になった。
 今年は、UFOCLUVの相方根岸くん(現在は、Round Chip Box)とふたりで気絶するほど悩ましいを披露しました。
 UFOCLUV時代もそうでしたが、知り合いではなく見ず知らずの人が「アノ曲はいいね」とか「いい感じだったよ」なんて声をかけてくれます。今回もそう言う人が何人かいました。至福の時です。自分の演奏以上に、選曲のセンスも褒められたようで本当に嬉しく思います。

 ただし観客動員は以前に比べると落ちているようです。ここで苦言ですが、自分も含めてですが、人を動員しようという意欲を持ったバンドが少ないように感じました。以前は、もっと動員力を持ったバンドがいました。それは人気があるとかバンドブームということではなく、チケットを頑張って売っていました。それは、ミューズロックがゴール地点ではなく、活動の一つだったことを物語っています。
 別のところで活動をして、ミューズロックはその活動の延長線上にあるということだ。野外ステージが目標ではなく、野外ステージは通過点と考えていたバンドが多かったと思う。
 自分自身、あそことホンキートンクをホームグランドだと思っている。しかしそこはゴールではない。そう思っています。
 観客動員が、今後の課題だと思います。しかし、広すぎるから少なくは見えるけど、普通の会場であれば、そうでもなかったという場面はいくつもあった。是非ともみなさん、そう言う意味で出演したバンドを今後も暖かく見守ってもらいたいと思います。

 来年は、20分枠を貰おうと思います、一人で?いや、僕には仲間がいます。ゲストという形でその友人たちと素敵なひとときをお観おせできるといいなと思っています。