MEETS(甲斐とと押尾の愉快な夜)? | ufocluvのブログ

ufocluvのブログ

気ままに音楽の話でも・・・。

 前回のMy name is kaiはDVDで見た。つまりツアーには参加しなかった。ちょうどコンサートに出かける回数が減っていた時期だったので、興味はあったがなかなか見に行こうという決心がつかずにグダグダしているうちにツアーは大盛況のうちに終わっていた。
 ここ10数年で僕を取り巻く甲斐バンドも色々と変化があった。一番の変化って言うと、コンサート会場で、いろいろな人に会い話をするようになったことだろうか?
 なにしろコンサートはほとんどひとりで行っていたし、会場に入る前から出るまで歌っているか、「おおお」とか叫んでるかどちらかで人とコミュニケーションを取るなんてことは全くなかった。わりとひとりで平気な人だから大丈夫なんですけどね。でも、それはそれでコンサートに出かけるひとつの楽しみになったのは事実です。
 今回も開演前にお会いすることができたその人はネットを通じて出会った方ですが、ネットを通じて出会った方って意外に長く続かないというか、それだけで終わってしまう人が多かったのですが、この方とはメールのやりとりとかおたがいの愚痴とか(笑)そういうことでつながっている感じです。この方を通じてまた出会いもありました。甲斐さんはつるむのが嫌いとよく言ってましたコンサート会場で手をつないでとかもあまり好きではないとも言ってました。ですから積極的に周囲の方とコミュニケーションを取ることがなかったのですが、こうやって話をしたりしているともっと早くこういう波に乗ればよかったと後悔してます。みなさんもコンサート会場ででかい人を見かけたらよろしく。

 と、言うわけで約束の時間までかなりあるので商店街の中を歩きそば屋でビール飲みながらそば食いました。そして会場へ。
 会場に入るときに、サーカス&サーカスが初めて買った甲斐バンドのレコードで中野サンプラザは、来たことがないけど憧れのホールだったなんて話をしたと思います。コンサートの中で甲斐さんがあれ以来ここではやっていないと話していましたが、そうだったのかと、だからくることがなかったのねって感じでした。
 今回、ちんぴらで始まりいきなり一列目の観客に「毛布を取れ」発言。たしかプレジャープレジャーのときも毛布をかけている人が一列目にいてなんて話になっていました。押尾ファンはびっくりしたでしょうね。それが甲斐よしひろ。
 中盤あたりまで甲斐さんがひとりで歌います。嵐の季節のあと押尾コータロー登場。嵐の季節を横で歌っていたとのこと。この人も関西の人らしくテンポがいいですね会話の。2曲ほど自分の曲を披露しましたが、びっくりされた方も多いでしょう。彼は中川イサトさんの弟子ということでした。もしかすると秩父にイサトさんが来たとき何回かライブを見に行きましたが、その時彼も来ていたのかな?なんて考えながら聞いていました。ギターのボディを叩くあの奏法はアコギでも使われますが、中川イサト、押尾コータローというふたりは、エレアコの特性をよく知り尽くしており、効果的にあれを使ってます。実は氷のくちびるでみんな間奏のとき大歓声でしたが、あそこではあんなふうにギターを叩くと思ってました。ただ予想以上にそれがマッチしていてそのことにいたく感動しました。

 前野さんを加えての演奏でもステージに3人しかいないとは思えないぐらいの厚みを持った音に仕上がっていました。ツアーの日程などまったく調べずに見に行って初日だと会場に入るときに知りましたが、初日とは思えないクォリティーに驚きです。もう1回ぐらい東京でやってもいいんじゃないか?と思いつつ最後の曲を聴いておりました。

 僕はここから派生する第2第3のプロジェクトを期待しています。何かが生まれてうねりになりそうなそんなことを感じられる一夜でした。しかし、入るときは明るかったのに。3時間以上やりましたか?もしかして。充実した夜でした。