予報どおりに朝から雨で、ウォーキング参加は中止した。11時頃まで休息したあとは、地区優勝を賭けたドジャースとパドレスの試合をテレビ観戦した。優勝を決めたドジャースは3試合残しているが、大谷選手の記録がどこまで伸びるか、関心はそれだけだ。しかも時間的にはすべてリアルタイムで観戦できる。


気づくと、今日も片付けをする前に日が暮れた。これではいけないと、本を1冊片付けた。大した効果はないが、時間だけはかかってしまった。読んだのは東野圭吾氏の『カッコウの卵は誰のもの』だ。本作品は2010年1月に光文社から刊行され、2013年2月に文庫化された。



読み始めて登場人物の名前が記憶を刺激していることに気がついた。読んだことがあるのか?確認すると6年前に一度読んでいた。幸いなことに、事件の始まりは知っていたが、事件の背景、真犯人は覚えていなかった。



元オリンピックのスキー選手だった緋田宏昌は一人娘の風美が同じスキー選手としての能力に自分の夢を託していた。風美は新生開発のスキー部に所属している。

蛙の子は蛙か?アスリートの遺伝子の研究を進める新生開発スポーツ科学研究所の柚木洋輔は、ある遺伝子の組合せが身体能力に大きく関わっているパターンを見つけていた。その裏付けのためにも柚木は緋田親子の遺伝子の調査を要望するが、宏昌は頑なに拒否していた。


宏昌は風美が幼い頃に母親・智代を亡くし、男手ひとつで風美を育ててきた。ある日、妻の遺品を整理しているときに新潟の病院で新生児が誘拐された事件を報じた新聞切り抜きを見つけた。時期的には風美の誕生日に近かった。不安になった緋田が調べると、風美が生まれたとされる病院にその記録はなかった。


秘密を抱えたまま風美の成長を見守ってきた緋田に上条伸行と名乗る人物が接触してきた。見知らぬ相手だが名前は知っていた。あの新生児を誘拐された父親だった。


その頃、新生開発には、緋田風美を試合に出すな、メンバーから外せという内容の脅迫状が届いていた。会社側は緋田親子には知らせず、秘密裏に風美の警護を強化することにした。


ある日、移動するためホテルのバスに乗り込んだ風美の後からファンだという伸行が乗り込んできた。しばらく話し込んだ後、出発直前に携帯を忘れたことに気づいた風美はバスを降りた。そのバスが事故を起こした。伸行は意識不明の重体だった。警察の調べでは、バスのブレーキに細工された痕が見つかり、にわかに事件性が出てきた。


自分の身代わりになったような伸行に心を痛める風美。娘の秘密を公表すべきか葛藤に苦しむ宏昌。そこに思わぬ展開が待ち受けていた。



面倒なので、6年前の物語の内容のまとめをコピペしてしまった。今日の雨は大した降りではなく、早めに止んだ。明日の予報は曇りに変わったが、巾着田に足を運ぶことはないな。日暮里から飯田橋まで歩くJRのイベントが29日まで開催されているが、これも見送ろう。MLBを観たあと、あきる野市と青梅市のマンホールカードをもらいに行くとことにしよう。