今日は暑くなったが、青葉が生い茂った並木道は涼しい風が吹いていて、日にあたらなければ仕事は楽だった。来週は雨の1週間になりそうだ、気温は上がって蒸し暑くなるようだ。暑さに慣らしてきた体の仕上がりはなんとか間に合いそうだな。


結構長かった電車移動時間と昼休みを使ってペリー・ローダンシリーズ第715巻『《バジス》復活!』を読み終えた。




超現実学者アンブッシュ・サトーはシナジー・ペアと呼ばれるエンザ・マンスールとノックス・カントルの協力を得て、チームは巨大船《バジス》のシントロニクス、通称ハミラーに計画的ショック療法を施そうと攻撃を開始した。


そしてついにハミラーが正気にかえった。ハンガイ銀河遷移に起きた百年戦争の混乱の中、本当の動機は正確にはわからないが、ルナのハイパーインポトロニクスのかネーサンからの指示で、《バジス》は個別パーツに分散化された。システムの混乱を引き起こす操作もなされていた。ローダンのような権限をもった人物とコンタクトすればシステムの混乱はすぐに収まることになっていた。


だが、ハンガイ銀河の第4クオーター遷移に伴う巨大カタストロフィの影響を強く受け、《バジス》のシステムは統合失調症や精神錯乱のような症状を伴う混乱をきたしていた。ようやく回復したハミラーは破損している箇所を修理するため、初めて内部に人を入れた。


ついにハミラーは《バジス》の再建に取りかかった。だが、この《バジス》を手に入れようと狙っているカラポン軍特務部隊がパーツの中に潜んでいた。部隊の指揮官ファング・トロクが仕掛けたバリアの罠にグッキーが捕らえられた。許容量を超えた毒物の投与で、細胞活性装置も追いつけなかった。


激しい戦闘を経てカラポン人を撃退し、瀕死の状態にあったグッキーを無事救出できた。そして、壊れたパーツの修理を進め、ハミラーのコントロールで《バジス》がもとの姿に戻った。使用できるまでにはまだ多くの修理が必要だが、全発電システムが起動し、インターコネクト・フィールドが注入されて《バジス》は復活した。



本巻に収録されているのは次の2話。

第1429話 ハミラーの心臓(Hamillers Herz)

第1430話 《バジス》復活!(Hamillers Puzzle)


著者は両話ともアルント・エルマー、翻訳は井口富美子さんが担当されている。当初、第1430話の仮題は『ハミラーの謎』とされていたが、『《バジス》復活!』と改題されている。



今後の刊行予定:

07/03 第716巻 ヒューマニドローム

07/18 第717巻 バリアの破壊者

08/05 第718巻 惑星キオンのビオント

08/21 第719巻 ベントゥ・カラパウへの道



今朝も最寄駅に向かう途中で相模原のアマ○ン倉庫で働く人たちが送迎バスの到着を待つ行列を目にした。




バスからは夜勤明けの人たちが降りてきた。北八王子に倉庫があった一時期に働いたこともあったが、お疲れさまです。