(前半より続く)

 

20分ほど休憩して、12:00からコースに戻った。

池上通りを西へ600m近く歩くと国道1号(第二京浜)の「千鳥一丁目」交差点に着く。そこを左折して国道沿いに南へ歩いた。途中で東急池上線の高架をくぐった。郵便局の先の信号で右折するので、途中の信号のタイミングで西側歩道に移った。

 

郵便局の先を右折すると250mほど先で環八通りに出た。

通りを横断して右へ折れ、環八通りと並行する東急多摩川線の武蔵新田駅の踏切で左折して横断した。

前方に武蔵新田商店街のゲートがある。「むさしにった ふれ愛」と記されている。

 

ゲートをくぐって左前方の花屋の右側の道路へ進んだ。

昼時とあって、前方に行列ができている店があった。近づくと鶏白湯のラーメン屋だった。

お疲れさんです。個人的には行列してまでも食べようとは思わないが、開店前から並んで一番で入店するのは厭わない。不思議だ。

 

通りの先に別のゲートが立てられていた。

ここのは「未来門」になっていた。

 

未来門の先に見える緑地帯がこれから訪れる新田神社だ。

新田神社は、多摩川の「矢口の渡」で悲劇の最期を遂げた新田義興の霊を供養するため、正平13年(1358)に創建された。江戸時代になると、徳川家の祖先が新田家であることから幕府の保護を受けて武運長久の守り神として栄えた。

 

この神社が「破魔矢発祥の地」とされている。そのモニュメントが拝殿前に設置されていた。

神社後方に義興公の遺体を埋葬した塚があり、さらにその後方に竹が生えている。源氏の白旗を立てたものが根付いたものといわれ、雷が鳴るとビチビチと割れたという。

 

平賀源内はこの不思議な竹で「矢守」を奉製して新田義興公の御神徳を広めることをすすめたそうだ。以来、「矢守」を「厄除開運、邪気退散の破魔矢」として正月初詣の参拝者や祈祷者に授与するようになったと説明があった。

 

また境内には樹齢700年を超える欅の御神木がある。

今でも新緑の季節には青々とした葉を茂らせている。落雷や戦災で真っ二つになった御神木の上部には「宿り木(植物)」が寄生していて、早春には淡黄色の花を咲かせるそうだ。この御神木に触れると「健康長寿、病気平癒、若返り」のご利益が授かると古老の言い伝えがあるという。

鳥居をくぐると御神木に触れられることを見落としていた。若返りし損ねた(笑)

 

来た道を引き返して環八道路に戻った。

踏切を渡った先に3つめのゲートがあった。

「発展門」だったが、来るときに見た記憶がない。同じ道を歩いたはずだが…。地図を見直して、ようやく原因がわかった。環八通りの「武蔵新田駅前」交差点を左折するとこのゲートに着くが、来た時はひとつ手前の信号で、線路沿いに歩いてしまっていた。よかった、もやもやが消えた。

 

国道1号まで戻ると、そこで国道を横断して、そのまま東へまっすぐ歩いて行く。

途中で徳持公園を過ぎ、600mほど歩いた先の右手に「桜館」という銭湯があった。

純養褐層泉(天然温泉)を沸かしているとのことだった。入浴料は520円だったが、スルー。ここは遠すぎる。温泉なら自宅近くを利用した方がリラックスできる。

 

銭湯の先の信号で右折し、次の信号を左へ折れた。

250mほど先で東急池上線にぶつかるが、その途中にポニー公園があった。

 

ポニー公園というと明治神宮の西参道が頭に浮かぶが、ここはどんなところだろうと、立ち寄ったがポニーの姿は見つけられなかった。どうやら明治39年(1906)から41年(1908)まで、池上6~7丁目付近に池上競馬場があったことが背景にあるようだ。異常な競馬熱の高まりで弊害が生じるようになり、設立から3年で競馬場は廃絶となった。

 

東急池上線に着くと、踏切を渡って右折し、線路沿いの道路を歩いた。

蓮沼駅の北側を通る多摩堤通りに出ると、駅を東へ迂回して、その先で再び線路沿いに戻った。

 

200mほど歩いて次の踏切で左折し、赤いタイルの道路を東へ進んだ。

サンライズ通りという名が付いているように、商店街へと続く道路だった。

 

アーケード商店街を抜けた先はJR蒲田駅西口だった。

駅ビルには「祝 JR蒲田駅開業120周年」の垂れ幕が掲げられていた。

広場では記念グッズの販売ブースやミニ新幹線乗車などのイベントが開催されていて、新幹線乗り場では線路周りを乗車待ちの家族連れが取り囲んでいた。

 

ゴール時刻は13:10。結構ゆっくりしたウォーキングになった。

ここからもうひと仕事が残っている。京急蒲田駅にある大田区観光情報センターで配布中のマンホールカードをもらうことだ。JRと京急の間は10~15分といったところか。

 

京浜蒲田商店街あすとを通って階上に上がった先が京急蒲田駅だ。

目的地は駅ビルに入って右へ折れ、コンビニの隣りになる。

駅に近づくと京急蒲…ん?駅名が「京急蒲タコハイ駅」に変わっていた。

何だ?ここまで来る途中で「タコハイ」のペナントが通りを彩っていたが、まさか駅までコラボしているとはな。ま、こういう遊び心は嫌いではない。

 

無事マンホールカードを入手できた。

特別版配布が終わった後はすっかり関心がなくなっていたが、通常版に変わっていることに思いが至らなかった。赤羽の時もそうだったが、ウォーキングや他の理由で遠出するときには事前に対象がないか確認する必要があるな。