いい天気になってのはいいが、気温差が大きすぎる。朝の作業は長袖で、そのまま昼に入ると少々暑すぎた。今週の残りは半袖がいいかもしれないな。


あ今日も1冊読み終えた。池波正太郎氏の『鬼平犯科帳 決定版』の第19巻だ。



本書の内容は以下のとおり。( )内は初出誌「オール讀物」の号数。


霧の朝(1978年12月号)

妙義の團右衛門(1979年1月号)

おかね新五郎(1979年2月号)

逃げた妻(1979年4月号)

雪の果て(1979年5・6月号)

引き込み女(1979年7月号)


表紙絵に使われているのは歌川広重『名所江戸百景』より「京橋竹がし」。




桶屋の富蔵は御用聞きの政七の手先となってはたらくことが多く、本職の桶つくりは女房のおろくにまかせていた。長谷川平蔵が市中見廻りで桶屋を訪れたとき、息子の幸太郎が拐かされる事件が起きた。幸太郎は生まれたばかりのとき貰われてきた養子だった。生みの母親が取り返しにきたのか、それとも…。(霧の朝)


長谷川平蔵に一泡ふかせようと2年前から役宅に下男として手下を送り込んでいた妙義の團右衛門。次の仕事に火盗改の密偵・馬蕗の利平次が仲間に加わることになったが、利平次の正体がばれた。そして…。(妙義の團右衛門)


牙儈女(すあい)をしていたおかねを見かけた平蔵は老婆を尾行した。するとおかねは前を行く町人に包丁で突きを入れたが…。町人は弥助で、おかねに片眼を潰された恨みを子どもを殺すことで晴らしていた。弥助は子の仇だった。その父親は高杉道場で平蔵の先輩の原口新五郎だった。はたして…。(おかね新五郎)


浪人姿で市中見廻りをしていた木村忠吾は知り合いの藤田彦七から相談を受けた。藤田は妻のりつに逃げられ、後妻おみねをもらっていた。娘もおみねになついていた。ある日りつから連れて逃げてくれという文が届いた。火盗改の働きでりつは救出されたが…。(逃げた妻)


おりつを藤田の知り合いの食いもの屋「鮒宗」に預けていたが、2ヶ月後、藤田はおみねと娘を捨てておりつと姿をくらました。だが、そこには…。(雪の果て)


女密偵おまさは、かつて同じ親分のもとで引き込みをやっていたお元を見かけた。何やら悩んでいる様子に声をかけられなかった。現在、お元は引き込みとして袋物問屋の菱屋で働いていたが…。そしておまさと平蔵がとった行動は?(引き込み女)



シリーズは残り5冊。大事なことを忘れていた。まだ21巻と22巻を手に入れていなかった。110円になるのを待っているが、なかなか見つからない。新しい店に足を運んでみるかな。


映画も公開されたが、今一番関心があるのは「猿」の映画だなあ。どうしようか。