昨夜は何時に寝たのか、目覚めたのは、まだ3時だった。そうだ、MLBとテレビを点けるが、4時からだった。寝直して4時半頃に目覚めてテレビを点けた。だが二度寝は眠気をひきずってしまう。断続的に寝る起きるを繰り返して時計を見ると5:20を過ぎていた。


シャキッとするため水で頭を洗って、絞ったタオルで体を拭いて、ようやく目が覚めた感覚が戻ってきた。

今日は仕事だ。家を出るまで40分ほどあるので、"あれ"に取りかかることにした。堂場瞬一氏の『バビロンの秘文字』の続篇を読むことだ。




仕事は9時からだったが、7時過ぎには南多摩駅に着き、現場近くの米打珈琲で続きを読むことにした。もちろん電車の移動中もページを繰った。


そんな努力の甲斐あって、なんとか読み終えた。



スウェーデンとデンマークをつなぐ橋オーレスン・リンクでラガーン人の襲撃で、松村里香が乗っていた車は海へ転落した。鷹見正輝は墜落したヘリの爆発で吹き飛ばされ、病院で目が覚めた。丸一日眠っていた。そこにはデンマークの日本大使館に派遣されていた警視庁公安部の刑事・牧が事情聴取にやってきていた。


かつて鷹見がイラクへの撮影旅行から帰国したさいに事情聴取したのが牧だった。牧は鷹見に城南大学教授の竹入光俊の情報を渡し、帰国を促した。牧は日本におけるシュメル研究の第一人者だった。


鷹見は牧にラガーンに関する情報を尋ねたが、里香の行動の背景につながる情報は得られなかった。鷹見にCIAのマイケル・チャンが接触を図り、鷹見は退院した里香の友人でラガーン人のアイラ・リンに会いにストックホルムに戻った。だが肝心な点ははぐらかされてしまう。


アイラ・リンにもう一度会いに行った鷹見の目の前で彼女は何者かに拉致された。一時は鷹見とともに逃亡を図ったが、追いつかれてしまった。


傷心のうちに帰国した鷹見は里香の両親に事件の経緯を報告した。竹入教授にはタブレットの文字の解読を依頼した。その鷹見にラガーン人のレオが接触してきた。


ラガーン人は穏健派と過激派の2グループに分裂していた。レオは穏健派でアイラ・リンの婚約者だった。その鷹見に過激派のバリも接触してきた。タブレットがなければデータを渡せと迫ってきた。


タブレットはバビロン文書と目されていた。過激派はアメリカで新バビロン建国を宣言し、パルレ・ナムが臨時首班を名乗った。バビロン文書は後継者の正統性を証明するものだった。


鷹見はバリにアイラ・リンとの交換を申し出たが、できないと断られた。彼女は過激派によって殺害されていた。

一方、竹入教授からタブレットに記載されている内容は何かおかしいという。読めない文字もあるが、文章として成り立たない。暗号のようだと感想を述べた。


その情報を得たマイケル・チャンは鷹見にある日本人女性と会って欲しいと持ちかけた。場所はベルリン。アドリアン・ハンセンに会いたい鷹見にとっては渡りに船の提案だった。そして鷹見は、世界一頭が切れてクソ生意気な天才と出会うことになった。


(つづく)



目前に迫った新バビロン建国の日。バビロン文書の謎は解き明かされるのか。そして預言の結末は…。



第3巻激突篇も手元にあるが、これも一気読みだな。

明日は休みだ。