休みになっても目覚める時間は変わらない。二度寝をするかしないかはその日の予定と気分次第だ。今朝は目覚めがよく、朝風呂に出かける3時間は読書時間になった。


手に取ったのは佐伯泰英氏の『柳橋の桜』シリーズ第2巻「あだ討ち」だ。これも120円で買ってきた。




江戸の町を猪牙を狙った強盗の話題が騒がせていた。そのような状況下で、親方は桜子が望む娘船頭をなかなか許可しなかった。北町奉行は、江戸の景気を盛り返すきっかけになればと、桜子に娘船頭の鑑札を出した。


評判となった娘船頭の桜子を狙うものが現れた。猪牙船頭を狙っている百面相雷鬼左衛門と曾野香だ。彼らの目的は何か?公儀を巻き込む騒動で、桜子の父親広吉が被害に遭った。雷鬼左衛門の呼び出しに桜子は香取流棒術大河内道場主の孫で師匠の大河内小龍太を伴って現地へ向かった。


真槍と短筒を持った敵と対峙した二人は…。

そして大河内家は桜子を小龍太の嫁に迎えようとする…。



本書の構成は以下のとおり。(目次引用)

序章

第一章 飼い主ヤゲン

第二章 お披露目

第三章 一番手柄

第四章 千社札の謎

第五章 五人目の悲劇

終章



昨年6月から4ヶ月連続刊行されて完結したシリーズだ。3巻、4巻ともにすでに刊行されて中古本屋にも並んでいるが、まだ110円棚ではない。その日が待ち遠しい。