今月は午前中だけの仕事を3日間入れた。今日がその最終日だったが、日が昇って家を出で、暖かい時間帯に帰ることができる。これも現場が歩いていける場所だったことが受託の要因になっていた。
今日29日は「ブッ○オ○の日」で、300円のクーポンが配布された。これを使わない手はなく、1290円でハードカバー4冊を含む10冊を仕入れてきた。これで来月も退屈することはなくなった。
中古ではなく、唯一新刊で購入しているのがペリー・ローダンシリーズだ。先週第705巻『M―3の捜索者』を購入してきて、さっそく読み終えた。
故郷銀河で何が起こったか。情報を求めてローダンは《シマロン》でポルレイターが住むM‐3の新モラガン・ポルドに向かった。(第1409話)ニッキ・フリッケルの《ソロン》はグラドの自由貿易惑星アイシュラン=ホがある大マゼラン星雲の銀河系側のはしにあるリシュタル星系を目指した。(第1410話)
ハンガイ銀河の第四クオーターが出現したあと、カンサハリヤの二十二種族同盟は崩壊し、支配的種族だったカルタン人も内紛を起こして分裂した。彼らはたがいに戦い、ハウリ人とも争っていた。大戦争はすべての局部銀河群を巻き込んで混乱状態になった。グラドは中立を宣言したが、他の民がグラドの植民星に基地をつくるのを止めることはできなかった。そして攻撃も受けた。
そんなときに宇宙の深奥からカンタロと呼ばれる謎の種族が現れ、圧倒的な力で紛争地を殲滅することで戦争を終結させたとされる。謎の民は半有機体、半ロボットのハイブリッド種族だった。
ギャラクティカーは最初はハウリ人との戦いでポルレイターに武器の提供を依頼してきた。次にはカンタロとの戦いにより強力な武器を要求してきた。要求は際限なく、コスモクラートが定めた範囲を逸脱する前に提供を拒否したポルレイターをギャラクティカーは攻撃した。
ポルレイターは新モラガン・ポルドを破壊してボレア星系に移った。そこで、深淵の騎士の資格を有するローダンと邂逅したポルレイターのラフサテル=コロ=ソスは、概況を説明したあと、ローダンと決別して姿を消した。
一方、ニッキは宇宙ハンザの特使を名乗ってアイシュラン=ホのパテンペに降り立った。そこでアラルド・パウロッテというテラナーと知り合い、局部銀河群を巻き込んだ大戦争と謎の種族の話を聞かされた。
さらなる情報を求めてパウロッテの誘いにのったニッキはパウロッテに襲われた。こっそり後をつけていた同僚のウィド・ヘルフリッチとナークトルはニッキを救出しようとするが拉致されてしまった。バウロッテはグライダーの爆発で焼け死んだが、跡に残っていたのはシントロニクスの部品とバイオトロン腱だった。
そこへ《ソロン》から《シマロン》が合流したとの連絡が入った。
本巻に収録されているのは次の2話。
第1409話 M―3の捜索者(SUCHER IN M3)
第1410話 宇宙ハンザの特使(DER DROIDE)
著者はアルント・エルマーとクルト・マール、翻訳は小津薫さんが担当されている。
第1410話の原題は「DER DROIDE」と1語だが、邦題は「宇宙ハンザの特使」と長い。第700巻に記載されていた仮題では「ある商人の話」になっていた。
宇宙ハンザの特使を名乗っていたニッキ・フリッケルを襲った相手のひとりが高温の炎で焼かれたあとに残っていたものから推察されたのは、有機的な要素とシントロニクス的な要素が交配された「ドロイド」と名づけられた存在だった。カンタロの直接的証拠を見つけた瞬間だ。これが原題になっていると思う。
別に印刷のあら探しをしているわけではないが、1ヶ所読んでいて違和感を覚えた箇所があった。
P.37の9行目「ロボットよって」は「ロボットによって」だろう。1文字だけだと印刷費の削減にはならないと思うが…。
今後の刊行予定:
2/06 第706巻 「氷結惑星イッサム=ユ」(Eiswelt Issam-Yu)
2/20 第707巻 「クロノパルス壁の飛び地」(Enklave Chronopuls-Wall)
3/06 第708巻 「神々の掟」(Das Gebot der Goetter)
3/21 第709巻 「永遠への飛行」(Flug in Richtung Ewigkeit)