正月の準備はほぼ整ったが、実感がない。30日まで仕事が入っているためだろう。
今日の港北ニュータウンはこれが最後になる。こういうことでもない限り足を運ばない場所だったためいい経験になった。残念だったのは、横浜市立博物館が改装のため10月から2月の初めまで休館ということだ。9月に行けばよかったが、まさか工事で休館になるとは知らず、当時は須田場めぐりを優先させてしまった。
昨日のウォーキング、今日の仕事と移動時間はそこそこ長く、すべて読書時間となった。手にしたのはペリー・ローダンシリーズの第703巻『ポスビの継承者』だ。年内に刊行されたのはこれが最後で、年を越さなくてよかった。
ローダンたちはポスビの二百の太陽の星に到着した。だが、そこにポスビはいなく、中央プラズマも存在していなかった。代わりに、留守を託されたグラド族が星の管理にあたっていた。
ローダン一行はグラドのにハウリ人のスパイと思われていたが、策を弄して惑星へ進入した。そこで残ったいたマット・ウィリーに遇い、ここで起きたことを知ることになった。生体ポジトロン性ロボットのポスビは、ペリー・ローダンを探しているハルト人とともにローダン探しの旅に出たようだ。中央プラズマは原郷のアンドロメダに戻っていた。
ここで、グッキー、エイレーネ、そして《バジス》末裔のコヴァル・インガードと遭遇。「幽霊銀河」、「呪われた銀河」と呼ばれる故郷銀河は封鎖ゾーンなのか。ローダンたちは《シマロン》を中心にした艦隊で故郷銀河に突入することを決めた。
故郷銀河からはいかなる通信も宇宙船も探知できなかった。何が起こるかわからない銀河突入時に異常を感じたら、艦隊が一瞬で反対方向に移動できるプログラミングを施して銀河系に進んだが…。
船載シントロニクスは精神錯乱の影響を受けてまったく使いものにならなかった。乗組員も同様だった。ローダンの卓越した反応が未知の脅威から間一髪で逃れることができた。
ここには何があるのか?未知のバリアか?
《シマロン》から20基のゾンデが放たれた。だが、探知情報を送信していたゾンデが沈黙した。何らかの力が働き爆発した。第2のバリアがあるのか?銀河系には進入できず、宇宙船もハイパー探知エコーもそこから出ることができないようだ。
そこに"サトラングの隠者"を名乗る何者かが発する通信を傍受した。発信源は狂気のバリアから500光年、ローダンたちからは6000光年先のM‐30にある黄色恒星の第二惑星からだった。"サトラングの隠者"とは何者か?船団は軌道にとどまり、進入するタイミングを待っていた。
本巻に収録されているのは次の2話。
第1405話 ポスビの継承者(Die Erben der Posbis)
第1406話 虚無のバリア(Barriere im Nichts)
著者はH・G・エーヴェルスとロベルト・フェルトホフ、翻訳は10年ぶりに赤坂桃子さんが担当されている。
今後の刊行予定:
01/10 第704巻『サトラングの隠者』
01/24 第705巻 『M‐3の捜索者』
02/06 第706巻『氷結惑星イッサム=ユ』
02/20 第707巻『M‐3の捜索者』