明日から2連休だというのに、どこかで腰を痛めたようだ。違和感を覚えたのは午後の仕事の終わりかけだった。特に変な動きをしたわけではない。横になった後に起き上がるときにゆっくりと動かないといけなくなった。


もうひとつ、椅子に座るときと立ち上がるときがつらい。それを知ったのは、帰りの電車で座ったときだ。洋式トイレに座ったときには痛みが残り、姿勢を変えることもできなかったが、何とか座りつづけたら痛みが消えた。いや、一時的な気休めだろう。


明日はマンホールカードをもらいに回ろうと考えていたが、1日ずらすしかなさそうだ。明日は草むしりだな。一度姿勢を固定させれば、作業に支障はなさそうだ。一晩寝たら回復しているかもしれないからな。



今日は電車移動が長く、それを利用してペリー・ローダンシリーズの最新刊、第711巻『時の目撃者』を読み終えた。この巻から定期購読にした。ポイント3倍デーに引き取りに行くことにした。




《ハルタ》でパウラ星系のブラックホールにある事象の地平線をこえた後に転送されたのは653年前のNGZ490年のペルセウス・ブラックホールだった。宇宙規模のカタストロフィから43年後の世界になる。そこで待ち受けていたのは銀河戦争評議会の代表ガルブレイス・デイトン率いる監視部隊だった。


イホ・トロトやグッキーまでも制圧されたが、カンタロではない疑いが晴れ、ガルに迎え入れられた。だが、ガルにはローダン一行は死んだという状態を維持したい思惑と、未来の情報を与えてタイム・パラドクスを引き起こしたくない考えで、なかなか打ち解けない。


惑星サトラングで細胞活性装置を奪われて亡くなったジェフェリー・ワリンジャーともこの世界で再会した。そして惑星マルディグラでホーマー・G・アダムスと会ったとき、カンタロからの電光撃を受けた。


次元亀裂からエネルギー放電がほとばしり、稲妻状のエネルギー網は惑星表面からすべての熱を奪い、反動するように、エントロピーが豊富な別宇宙からエネルギーを送る第二の電光撃があり、次元亀裂は閉じた。この結果、惑星の地表は灼熱のマグマの海と化した。


ハンガイ銀河の第4クオーターの遷移の後、ハウリ人による攻撃が開始された。そこへカンタロが現れ、新たな脅威をもたらした。元ストーカーは宙賊キャプテン・アハブとして活躍し、銀河代表を集めてカンタロとの交渉の場を設けたが…。


間一髪で《ハルタ》で脱出したローダンたちはペルセウス・ブラックホールに突入した。《ハルタ》のシンクロニクスはカンタロ・ステーションから発せられた放射インパルスを記録していて、そのインパルスが《ハルタ》を通常宇宙空間へ弾き出した。測定結果、元のNGZ1143年だった。


本巻で"夢"として歴史を綴るペルセウス監視部隊で探知センター要因として勤務する歴史研究家のヴァニティ・フェア(ヴァニ)がエピローグで気になることを語っている。

ローダンとブルはどこかの未来から、過去を変えるためにやってきた、そういう見方をしていた。二人がこの時代にやってきたのは、どちらかひとりが子供を残すためだ。その子供がわたしのなかで育ちつつあり…。


これは実に気になる。ブル?



本巻に収録されているのは次の2話。

第1421話 時の目撃者(Zeitzeugen)

第1422話 カンタロの日(Die Tage der Cantaro)


著者は両話ともエルンスト・ヴルチェク、翻訳は嶋田洋一さんが担当されている。



今後の刊行予定:

5/09 第712巻 惑星フェニックスの反乱

5/23 第713巻 カンタロ捕獲作戦

6/05 第714巻 アルドゥスタアルへの旅

6/19 第715巻 《バジス》復活!


今月半ばの新刊情報では、6/19に刊行される第715巻のタイトルは『ハミラーの心臓』だったが、本日の最新情報では『《バジス》復活!』に変更されていた。


ちなみにこの巻の収録作品は、

第1429話 ハミラーの心臓(Hamillers Herz)

第1430話 ハミラーの謎(Hamillers Puzzle)

なので、《バジス》がどうなるのかはわからないが、新しいタイトルのおかげで、復活することが分かる。



腰を痛めた原因に思い至った。昨日、水を入れたバケツを何度も運んだが、これのような気がしてきた。台車を使ったらとアドバイスを受けていたのに。やはり魔の金曜日だった。