心配していた雨も早朝には止み、昨年揚がるところを見ることができなかった「相模の大凧」のお祭り会場に今年も足を運んだ。
会場は3ヶ所あるが、見物する場所はJR相模線の相武台下駅から歩いて15分の新戸・勝坂会場だ。
最寄駅から相武台下駅までは20分ほどだ。会場の相模川河原までは駅前からまつりの立看板が道案内をしてくれる。相模線は相模川沿いの高台の縁を走っていて、河川敷のスポーツ広場に向かえば会場に着ける。徒歩で約15分。
駅前の道路を「相模川散策路」案内板が示す左へ進み、相武台下第二踏切で左折する。
ぶつかった通りを左折して次を右へ折れてあとは道なりにまっすぐ歩いて行くと、相模川堤防にぶつかる。そこの河川敷が会場だ。
9:25頃には祭りの開催を知らせる花火が打ち上げられた。道の途中には大凧を背景にした地域政党の市議会議員のポスター看板もちゃっかり立てられていた。抜かりはないようだ。
会場に着いた。
昨夜の雨で、大凧の紙は外され、枠組だけが横たえてあった。枠には、8畳の大きさの和紙が16枚張られる。作業は簡単にできるようだ。
大凧まつりは、天保年間(1830年頃)から受け継がれてきた市の伝統行事のひとつだ。中心の大凧は八間凧と呼ばれ、14.5メートル四方、約950kgもの大きさで、日本一の大きさを誇る。
本格的に大凧行事として開催されるようになったのは明治中期からだ。当初は、個人的に子供の誕生を祝って揚げられましたが、次第に豊作祈願、若者の意志や希望、国家的な意義を表徴するものとして地域的な風習となり、現在では観光行事として親しまれている。
平成22年4月に「相模の大凧揚げ」と、それを継承する団体として「相模の大凧文化保存会」が相模原市指定無形民俗文化財に指定された。
予定どおり開催のあいさつは10時に始まったが、凧の準備はまだ進んでいない。
会場に設置された吹き流しも鯉のぼりも水平になびいている。凧揚げに必要な風は秒速10〜15mとされている。風は十分のようだ。
昨年の大凧の題字は「喜翔」だったが、今年は「穂風」が選ばれた。世界が穏やかで、実り豊かな年になるようにと願いが込められている。
せっかくなので凧のストラップをひとつ買った。
300円。昨年買ったものを使う前に、またひとつ増やしてしまった。こうして物が増えていく…。
11時。まだ準備は進まない。今年も時間つぶしの阿波踊りが始まった。こうなることが予想されたか、しっかりスタンバイされていたのが凄い。
11:15。協賛企業の凧が揚がった。
11:35。2基目の協賛企業の凧が揚がった。
30人くらいの人が綱を引くが、なかなか揚がろうとしない。
3基目の企業凧は勢いよく舞いあがった。
おめでとうございまーす。
11:55、ようやく八間凧の準備が始まった。
30分ほどで16枚の和紙の取り付けが終わったようだ。それにしても和紙は強い。障子紙でもできるとのことだったが、白っぽくなってあの色が出せないとのことだった。
あとは揚がるのを待つだけだ。あの大きさ、重さの凧をどのように揚げるのか。楽しみだ。風はまだかなり強く吹いている。
八間凧に先立ち、四間凧が挙げられるようだ。
凧がスタンバイして30分ほど待たされ、そのタイミングで、グラウンドに入っている人は外に出るように指示があり、また待たされた。段取りが悪い。
13:20、ようやく白旗が上がり、凧が持ち上げられた。いよいよだ。
風に煽られて凧が空に舞う…はずだったが、風に煽られすぎて、落下した。壊れたのか、四間凧は撤収された。
すぐに八間凧の移動が始まった。
スタンバイしても、その後の動きがない。
途中、何を待っているのか何の説明もないまま、だらだらと待たされること約1時間。ようやく動き出した。白旗が上がった。
テイクオフ!
身を捩らせるように凧が揚がっていく。観客の「頑張れ!頑張れ!」の掛け声もむなしく、凧は上へ揚がることなく、堤防の法面方向へ流されていく。
そして落下。
5時間待ったショーは1分であっけなく終了した。時間を無駄にしたと思える休日になった。
明日も開催されるが、大凧は無事だっただろうか。
来年からは情報番組で観ることにしよう。






















