念願の伊勢神宮参拝へ


しきたりから外宮からご挨拶にうかがいます

参道を通り抜けると

曇り空から一転青空が広がってきた

陽射しが真っ直ぐ映り込む光に驚く

ああ美しい

鳥居をくぐると空気感が

がらっと変わるのを感じた

玉砂利の心地よさ

はずむ呼吸

空気の一粒一粒が身体に染み渡る

七色に光る水面と光と空気

身体の隅々にまで空気の粒が行き渡るようだ

令和15年にお引越しされる敷地には

神様がおられる場所を確認する事ができる

…ああなんて美しい青空

本殿に到着する

豊受大御神様…


嬉しくて涙が溢れる

しばらくのあいだ

放心し心満たされる


白い布の先におられます

豊受大御神様お会いできたら嬉しいです…と

お祈りしたら

ハラリと風がなびいた(驚)

偶然だけど(笑)

そう思えた事が嬉しく

その瞬間を気づけた事に感謝します


明日は内宮早朝参拝をします

心から喜びを感じます

美しい満月の空

穏やかな風


朝の4時

アラームが鳴る前に目が覚めた


天照大御神にご挨拶できる喜び

心も身体も躍り はやる気持ちを抑えながら

五十鈴川御手洗場に辿り着く

人も少なく心静かに手を清められた

月も静かに見守ってくださる

白々とと明けてくる朝6時ちょうどの頃

門がギギギと鳴らしながら開門される

その音は重く受け継がれてきた

歴史を感じられた

 

       天照大御神様…

    いつも日本をお守りくださり

      ありがとうございます  

心満たされ参拝を終える頃ちょうど

朝陽が昇ってきた…

こんな瞬間に立ち会えるなんて…

日本はなんて素晴らしいんだろう



早朝参拝の後の赤福

温かいお茶と餡子の優しい甘さで

心身が癒された



この参拝での

美しい景色

たくさんの気づきと内省

すべては愛で満たされ

私たちは生きている


後ろ髪ひかれる想いで

外宮への鳥居を振り返ると

虹色に光る雲と太陽が延びている


またご挨拶にうかがいます

そう心に決めて帰宅の途についた

今年のお盆はご先祖様へ

「般若心経」を辿々しくもお唱えした


262の言葉の綴りが

美しく儚げなのに

強さをも感じる


このように思えたのは初めてだった


般若心経は言葉の羅列の

イメージであったが

観音菩薩様が教えを説く

会話の息づかいを思わせ

温かみが感じられる


言葉の意味を知りたくなり

読みやすい訳を読んだ


堅い宗教のような説法ではなく

一般人が抱える悩みや苦しみを

乗り越える為の

智慧が綴られており

極めて私たち寄り添った教え

ということに驚いた


なかでも印象的な「空(くう)」の言葉


般若心経の最も大切な教え

それが「空(くう)」の思想とのこと


すべてのものは、

永遠に同じ姿で存在し続ける

「実体」持っておらず

自身の体意識をも全てとのこと


様々な要素が一時的に集まって

存在しているに過ぎないというのが

「空」の教え


そして

執着を手放し、心を軽くする

変化を柔軟に受け止める

自分と他者への慈悲を育む


簡単にできそうでできない

理解できそうで理解できない



私が悩んだ人間関係


妬みや悪口 

誇張やプライドの競い合い


自分を守る為

否応なく人と合わせていた

これでいいんだ

これで和やかにすごせるんだ


「今日もどうか穏やかに過ごせますように・・」

と祈りながら出勤していた


こんな日々の繰り返し

体調を崩すのも無理もなかった


この般若心経の教えにより

私自身の考えが

180度変わろうとも

それは驚くことでもない

感嘆することでもない


様々な要素が一時的に集まって

存在するに過ぎない「空」の教え


それは「空(くう)」であった事なのだ

いま私が

空を見上げれば


こころから愛すべき

空があり 

太陽があり 

雲が流れ 

風が通り抜け

蝉の声が聞こえている



ただそれだけのことなのだ


そう思える今この瞬間の

「私」を慈しみたい


すべて「空」であるならば


もっと自由に

もっと軽やかに羽を伸ばせば良い

なにも怖がらなくてもいい

なににも縛られなくていい


「すべての物事は変化していく」


ただ あなたはそのままでいいんだよ

すべては「空」なのだから

…ああ とても心が

あたたかい あたたかい 

うれしい うれしい

満たされる 満たされる 

ありがとう ありがとう


…若いときにこの意味をしっていれれば

もっと気持ちが楽だったろう


いやその時の経験があったから

いま理解できたのだろう


すべては「空」である

少しの間ブログから離れておりました。

ひと段落し帰ってまいりました😊

皆様のところにお伺いできず申し訳ありませんでした。暑い日が続いておりますのでどうぞお身体ご自愛くださいね。 ai

通勤の足音が聞こえる

張り詰めた空気感の中

ふと目をやるとニット帽が

柵に被せられている


誰かが落としてしまったのだろう

よく見られる光景だ


どなたかが

「落としましたよ。

帰り道に気がつきますように」

…という優しいお心が伝わってくる


またある日では

電車で若い男性が臆せず

さっと立ち上がり年配の方へ

どうぞ と席を譲る

その方は一度遠慮しながらも

ありがとうと会釈をし

表情は柔らかくお優しい面持ちになる


見ている私まで心が温かくなる

たわいのない出来事だが


日本人の和の心は

このように人に伝わり

それが強い輪となるのだろう



朝、氏神様へご挨拶に行くと

紅白の梅が咲きはじめていた


花びら から光が差し込む

連なる花びらを

ひとつひとつ辿ると

それは完璧な輪となり

私の心を和ませてくれた


日常のそこかしこに

優しさが満ち溢れている

そんな気づきがあった朝


今日もありがとうございます