CanonのメンテナンスメニューってWebサイトからみると目的の内容に到達しにくい見にくさが感じられます。
7月の高校野球撮影で球場の応援席ベンチから落下させてしまった、1DX Mark3と100-400mmズーム。
(レンズの通信接点付近のガリ傷=歪みあり)
ボディー側の歪みがあったので、シャッターカウントと経年も考慮してオーバーホールを依頼しました。
修理前提のオーバーホールです。
落下の影響がレンズに及んでいてはまずいので、レンズも同時にオーバーホール依頼をしました。
結果は以下の通り。
お盆休みを挟んで、8月18日からオーバーホール開始となり、台風がやってくる前に返ってきました。
本来の返却のタイミングは台風通過後だったんですが、
台風の影響で工場が休業となるために、急いで返却していただいた様に思えました。
この配慮にはとても感謝です。
掛かった費用は2点でこれくらい。
そして帰ってきた愛機達。
その外観を見て感じたのは、あんしんメンテとオーバーホールはグレードアップメニューとしての繋がりが無かったという事です。
長年Canon製品をお使いの方は当たり前に感じられるかもしれませんが…
あんしんメンテは、スタンダードとプレミアムで内容が差別化されていて、スタンダードをより詳細にメンテナンスされるもの。
この2点は内容と金額に上下関係があります。
そして通常修理の依頼には、追加オプションとしてあんしんメンテを組込んだプレミアム修理というものがあります。
オーバーホールにはオプションがないんですが、無いって事はプレミアム相当の内容も包括さてれると考えて良いのだろうという理解が着地点として認識してしまいます。
さて実際はどうかというと、
オーバーホールとして依頼しただけでは、あんしんメンテに含まれる「クリーニング」はしてもらえないという事です。
せっかくメーカーへ依頼する高額メンテナンスであっても、あくまでも中身に関する部分がメインで、外観に関しては対象外。
機能的に問題なければ、汚れが残ったままです。
であるならば、クリーニングオプションの設定があってもいいのではないかと思える訳です。
やはり、汚れたまま返却されるとガッカリしません?
傷は勲章でいいと思いますけど。
今回未実施で気になった部分は、ラバーの隙間です。
ラバーの劣化なのか、トップカバーの変形なのか。
トップカバーの変形にも見えなくはないです。
オーバーホールの内容には外装の点検が含まれており、劣化が認められる場合部品交換の対象となります。
ただ、機能的に影響が出る場合が対象の様ですね。
こういう繋ぎ目がどう判断されるのか。
今回は返送を受け入れて貰って、メーカーサービスでもう一度判断して貰うこととしました。
近いうちに高校野球の公式戦があると言うのに、間に合いそうもありません。
唯一の不満は、その実戦に投入できない事です。
ホームページ上に記載のオーバーホールの内容については言葉足らずな説明が見受けられます。
今後改善されるといいですね。