古のフラッグシップ一眼レフ EOS-1Ds

ジャンク品でございます。
動作未確認って事でしたがさほど、
おー!安っすー!!ってほどでもない。
プライドが微塵ほど感じられました。

だいたいこんな物激安で売ってるんですから電源入ってもまともなわけないですね。

「動作未確認」と「動作のみ確認済み」って言う商品説明って結構な地雷だったりするんで、

よほどの良心的なショップやまともそうな個人ユーザー以外から買うときは、購入意思を持った時点で諦めた方がいいですね。

当たりを引く事もありますが、宝くじ買う様な確率と思いますんで。




遠くから見る限り、
いかにも動いちゃうかもよって淡い期待を持たせてくれそう。

が、
しかし

ジャンク道の期待を裏切らないカラーリング



なーんか白いもん出てますね。

ワクワク?しながらシボ革ひっぺがして背面から分解してみます。


  |―-∩
  |  ヽ
  | ● |
  |▼) _ノ
  | ̄ )
  ( ̄   /
    T ̄|

その前に電池入れて状況確認。


だよね

では分解

ネジの数は意外と少ない


ベリベリ
ベキっ

うお!

  _,,_
(;゚Д゚)


( ゚д゚) ・・・ 
  
(つд⊂)ゴシゴシ 
  
(;゚д゚) ・・・ 
  
(つд⊂)ゴシゴシゴシ 
  _, ._ 
(;゚ Д゚)

こんな感じ

見事に水没してますね

海水浴でもしたんでしょうか?

ギョギョって聞こえてきそうね

背面のパネルは以下の様


錆の進行もですが、端子間を埋め尽くす白い粉
ヤバイじゃん


隙間や表面から白い何かがポロポロ出てきます。

これって真水だったら復活してたんでしょうか。

YouTubeにNikon D3sを水没させたり凍らせたりしてイジメ倒す動画がありますけど、ゾンビ級にしぶといですね。

真水使ってるけど、乾かしたら撮影できてCFに記録も出来てるんですから。
さすが宇宙に行っただけの事はあるってもんです。

すごいね。

ひとまず
背面のパネルをクリーニング
といっても半田ゴテ使わない程度なんで
見える範囲
手が届く範囲だけですけど。

EOS特有のあのでかいダイヤルのカチカチ言うクリック感出すためのあたりは、分解するとドツボにハマって強い酒が欲しくなるんで、分解はお勧めしません。

いちいち通電確認はできないので、次に進みます。


本体部分のグリップ側
上の画像で言うと、
下側の部分にマザーボードが収められています。
多分マザーボードの1/4くらいは水に浸かった様な感じに見えます。
もうこの時点でアウチですね。

この面も白い何かでブリッジされてる部分をアルコールで綺麗にしていきます。

続いて前側



いやー

もう説明の必要すらない状態です。

写真撮り忘れましたけど
正面から見て
マウントの左側にミラー駆動用のモーターがあってシャッターと連動してミラーを跳ね上げている感じです。
5Dや初級機の様にモーターであれもこれもチャージしてる感じには見えません。

一通り
見える範囲のみ清掃して
メインフレームから噴いてる白い物体をこさぎ落として、
動作の変化をみてみます。


相変わらずErr99は出ますけど
シャッターボタンを押すとミラーは跳ね上がろうと頑張ってます。

だけど完全には跳ね上がらず。

シャッターブレードも開こうと一生懸命に動いてる感じ。

時間が経ってくると
表示も出始めました


ダイヤルは効きません。

エンコーダーの検知部分とかダイヤルの回転を読んでる部分がまだ目を覚まさないんだと思います。

懲りずにシャッターボタン押しまくります。
さらにはモニターが光りました


断末魔でない事を祈りたい。


(続く)