『光る海』石坂洋次郎

 

新潮文庫 昭和47年の11刷(初版は昭和44年)

当時の売価320円 古本屋で100円で買った

もともとは朝日新聞連載の小説。

細かい活字の時代の文庫本で

600ページ以上ある長い小説。

付いていた帯の文言によるとフジテレビで

ドラマ化されたらしい。

 

ほとんど読んだことが無い作家。

老若男女さまざまな登場人物たちによる

ディスカッション場面が多い。会話劇。

議論テーマは、男の愛情、女の愛情、

男の魅力、女の魅力、セックスなど。

こうしたジャンルの議論に興味が無いので

退屈してしまい、読み通すのに苦労した。

今後は石坂氏の小説は敬遠しよう。

 

2023年5月5日 追記

昨日か一昨日、テレビを眺めていたら、

石川さゆりの「ファミリーヒストリー」

(NHK)の再放送をやっていた。

石川氏は少女時代に、この「光る海」の

フジテレビ版に出演していたということで、

その映像も少し流れた。

ソフト化もされていない、

まず見ることがかなわない映像を偶然見れた。

本を読んだ直後だったので、

この運の巡りあわせにビックリした。