25日に開幕、夏のシード権かけて

 

春季埼玉県高校野球の地区予選大会が4月15日(月)に終了し、県大会の出場50校が出そろった。

 

県大会には昨秋の県大会で8強入りして地区予選を免除された8校と、地区予選を勝ち上がってきた42校の計50校が出場する。22日(月)に組み合わせ抽選会が行われ、25日(木)に開幕する。決勝は5月5日(日)の予定。上位2チームは5月18日(土)から群馬で開かれる春季関東大会に出場する。

 

県大会から出場するのは花咲徳栄、昌平、浦和学院、山村学園をはじめ上尾、坂戸、埼玉栄、聖望学園の8校。地区予選を勝ち上がってきた42校の中には有力校の春日部共栄、市立川越、川越東、川口、東農大三、立教新座、秀明英光、川口市立、星野などがいる。

 

春季大会は「夏の甲子園」の前哨戦ともいえるもの。16強に入れば夏のシード権を獲得できる。優勝、準優勝の2校はAシード、4強入りして惜しくも決勝進出を逃した2校はBシード、さらに8強の4校はDシード、16強の8校もDシードで出場できる。

長丁場の夏を戦い抜いて上位進出するには上位シードの獲得は必須条件となる。50校が出場するトーナメントではシード校でも4強入りまでは5連勝することが必要。さらに決勝進出までは6連勝、優勝するには7連勝しなければならない。A、Bシードを獲得すれば中盤までは強敵と対戦する可能性は低いので、投手起用法などで戦略的にも有利になる。

 

優勝経験のある強豪校ほど上位シードの必要性を熟知しているので、Aシード獲得に執念を燃やしてくるはずだ。やはり花咲徳栄、浦和学院、昌平など実績上位校がV候補になる。

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ついでに桜も見てきた

所沢航空記念公園野球場

埼玉県地区予選大会の終盤に所沢航空記念公園野球場に出かけてみた。西武新宿線・航空公園駅で下車、公園内を歩いて5分ほどで到着。球場に近づくにつれて、観客の歓声が響いてくる。球場に来たことを実感する瞬間だ。チケット売り場はなく、無料なのでそのまま入場して内野スタンドに。

 

小さな球場でメインスタンドは1000席、内・外野(芝)を含めると収容人数は4000人とか。もう10回以上は来場しているけれど大混雑もなく、環境面でも快く観戦できるので観戦ストレスもない。駅の近くにあってアクセスもいい。県大会でも1、2回戦で使用されており、埼玉高校野球への貢献度も年々高まっているようだ。

 

この球場は、日本における航空発祥地と知られる所沢航空記念公園内にある運動施設のひとつ。東京ドーム11個分の面積を持つ広域公園で、出かけた当日は公園内のソメイヨシノの桜が満開直前、ピクニック気分の家族連れ、凧揚げを楽しむ親子、YouTube動画撮影をする若者たち、そして航空記念館に入場してイベントを見学する人たちなど、「春の公園」を楽しむ市民などであふれていた。

 

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