初出場の有明、逆転劇で1勝
■神村学園、健大高崎など初戦突破
夏の甲子園は8月7日までに1回戦7試合が行われ、仙台育英(宮城)、神村学園(鹿児島)、佐野日大(栃木)、東海大甲府(山梨)、健大高崎(群馬)、有明(熊本)、長崎日大(長崎)の7校が初戦を突破、2回戦に進出した。7試合のうち6試合はすべて関東勢、九州勢が勝利するなど、この夏の「勢力図」を予感させる序盤戦となった。
春夏通じて甲子園初出場の有明(熊本)が、初出場4校の先陣を切って、第3日の第3試合目に登場。レベルの高い京都大会を制して出場してきた立命館宇治(京都)を終盤に逆転、6-3で破って甲子園1勝を掴み取った。2回戦では長崎日大(長崎)と早くも九州対決が実現する。(上写真は勝利後に校歌斉唱する有明メンバーたち)
有明(熊本)
000 000 204=6
001 002 000=3
立命館宇治(京都)
6回までは投打で立命館宇治が試合のペースを握り、3-0で優勢に試合を運んでいたが、7回表に有明は1番・永田晴輝内野手の2点タイムリーで1点差に迫ると、9回表にも永田内野手が二死満塁から走者一掃の2塁打を放つなど一挙4点を奪う逆転劇で初戦を突破した。投手陣は斎藤遼汰郎投手と工修哉投手の継投策で勝利につなげた。熊本地震はまだ復旧途中、「がんばれ熊本、がんばれ有明」の声援を受けながら「自分たちの野球で2勝、3勝をめざす」ことになる。
■初出場校の日程と対戦相手
初出場の東日本大昌平(福島)は第4日8日の第2試合目に白樺学園(北北海道)と対戦する。八王子実践(西東京)は第5日9日の第3試合目に鳴門渦潮(徳島)と顔を合わせる。福山(広島)は2回戦から登場、第6日10日の第4試合目で天理(奈良)に挑む。4校は2勝すれば3回戦進出(福山は1勝)、さらに勝てば8強入りする。どのチームが旋風を起こしてくれるのか。躍動に期待したい。
■直近3年のデータから
直近3年でみると、初出場したチームは16校。この中では2024年に石橋(栃木)が3回戦進出を果たしたのが最高で、5校は1回戦敗退、10校は2回戦敗退という結果に終わっている。3回戦を突破して8強入りするためには、全国区の強豪勢を倒さなければならないので、厳しい戦いにはなる。
結果と今後の日程
第3日終了時点
【1回戦】
仙台育英(宮城)3-1札幌日大(南北海道)
神村学園(鹿児島)5-1東筑(福岡)
佐野日大(栃木)1-0聖隷クリストファー(静岡)
東海大甲府(山梨)5-2鶴岡東(山形)
健大高崎(群馬)7-1八幡商(滋賀)
有明(熊本)6-3立命館宇治(京都)
長崎日大(長崎)15-1立正大淞南(島根)
◇第4日 8日
①遊学館(石川)×青森山田(青森)
②白樺学園(北北海道)×東日本大昌平(福島)
③日本文理(新潟)×大分商(大分)
④英明(香川)×関東第一(東東京)
◇第5日 9日
①新田(愛媛)×花巻東(岩手)
②岡山学芸館(岡山)×鳥取城北(鳥取)
③鳴門渦潮(徳島)×八王子実践(西東京)
④中京(岐阜)×霞ケ浦(茨城)
◇第6日 10日
①明徳義塾(高知)×日南学園(宮崎)
②横浜(神奈川)×沖縄尚学(沖縄)
以降【2回戦】
③高岡商(富山)×高川学園(山口)
④天理(奈良)×福山(広島)
◇第7日 11日
①横手(秋田)×敦賀気比(福井)
②智弁和歌山(和歌山)×社(兵庫)
③履正社(大阪)×享栄(愛知)
④松商学園(長野)×三重(三重)
◇第8日 12日
①拓大紅陵(千葉)×佐賀商(佐賀)
②花咲徳栄(埼玉)×仙台育英(宮城)

