V候補は大阪桐蔭、星稜、広陵など

 

■8日に組み合わせ抽選会、18日に開幕!

 

3月18日に開幕する第96回選抜高校野球大会に出場する32校が1月26日(金)の選考委員会で決まった。18日から13日間の日程で開かれる。組み合わせ抽選会は3月8日(金)に行われ、決勝は30日の予定。

 

出場校は例年通りの32校。内訳については20年ぶりに変更されて、21世紀枠が1枠減って2枠になり、また中国と四国地区の比較枠が廃止された。一方で東北地区と東海地区の枠がそれぞれ1枠増えて3枠となった。

 

一般枠では昨秋の地区大会で優勝した星稜(石川)、作新学院(関東)、関東第一(東京)、さらに大阪桐蔭(大阪)、青森山田(青森)、広陵(広島)など30校が選出された。一般枠での初出場は耐久(和歌山)と熊本国府の2校で、いずれも春夏通じて初の甲子園出場。

 

大阪桐蔭は5年連続15回目の出場。敦賀気比(福井)は4年連続、山梨学院、広陵(広島)、高知は3年連続、作新学院(栃木)、健大高崎(群馬)、報徳学園(兵庫)は2年連続出場となった。

 

21世紀枠はハンディ克服の別海と強豪勢撃破の田辺

 

21世紀枠は別海(北海道)と田辺(和歌山)の2校が選ばれた。別海は0度以下の冬日が半分以上もある極寒地のハンディを乗り越えて道4強になったことが高く評価され、最初に選ばれた。2校目には少年野球教室などを積極的に開くなど域貢献度が高く、昨秋の県大会で市和歌山、智弁和歌山といった強豪勢を破って準優勝した田辺が選ばれた。別海は春夏通じて甲子園初出場。

 

■増枠の東北、東海の3校目は地区大会の内容重視

 

増枠されて3枠になった東北の3校目は、学法石川と(福島)と一関学院(岩手)の一騎打ちとなったが、地区大会で宮城と秋田の1位校に勝利した学法石川の力が評価されて選ばれた。同じく3枠になった東海では準決勝で優勝校に1点差で惜敗した宇治山田商(三重)が準優勝校の愛工大名電(愛知)を逆転して2校目に選ばれた。

 

神宮枠を与えられた北信越の3校目は4強の日本航空石川(石川)と北陸(福井)が拮抗した争いになったが、総合力で日本航空石川に決まった。

 

関東と東京の比較では、関東の中央学院(千葉)と東京の創価との比較になり中央学院が選ばれた。近畿ではまず地区4強と報徳学園(兵庫)が選ばれ、最後の6番目には投手力の高い近江(滋賀)が滑り込んだ。

 

中国2枠、四国2枠は優勝、準優勝で決まり、九州4枠も4強が順当に選ばれた。

 

昨秋の明治神宮大会で優勝した星稜、準優勝の作新学院、さらに大阪桐蔭、広陵、健大高崎、山梨学院など全国的な強豪校がズラリと揃った。

 

  2024年センバツ

 出場32校一覧 

【北海道】1枠

北海         3年ぶり14回目

 

【東北】3枠

青森山田(青森)   8年ぶり3回目

八戸学院光星(青森)5年ぶり11回目

 学法石川(福島)  33年ぶり4回目

 

【関東・東京】 6枠(関東4、東京1、比較1)

作新学院(栃木)   2年連続12回目

山梨学院(山梨)   3年連続7回目

健大高崎(群馬)   2年連続7回目

常総学院(茨城)   3年ぶり11回目

関東第一(東京)   8年ぶり7回目 

中央学院(千葉)   6年ぶり2回目

 

【北信越】3枠(2枠+神宮枠)

星稜(石川)      2年ぶり16回目

敦賀気比(福井)    4年連続11回目 

日本航空石川(石川)4年ぶり3回目

 

【東海】3枠

豊川(愛知)     10年ぶり2回目

宇治山田商(三重) 16年ぶり2回目

愛工大名電(愛知) 12年ぶり10回目

 

【近畿】6枠

大阪桐蔭(大阪)   5年連続15回目

京都外大西(京都) 18年ぶり7回目

京都国際(京都)   3年ぶり2回目

耐久(和歌山)     初出場

報徳学園(兵庫)   2年連続23回目

近江(滋賀)      2年ぶり7回目

 

【中国】2枠

広陵(広島)      3年連続27回目

創志学園(岡山)     7年ぶり4回目

 

 【四国】2枠

高知(高知)      3年連続21回目

阿南光(徳島)    32年ぶり2回目

 

 【九州】4枠

熊本国府(熊本)    初出場

明豊(大分)       3年ぶり6回目

神村学園(鹿児島)  9年ぶり6回目

東海大福岡(福岡)  7年ぶり3回目

 

【21世紀枠】

別海(北海道)    初出場

田辺(和歌山)    76年ぶり3回目

 

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