V候補の星稜、広陵に圧勝
両校とも7回コールド勝ち
筑陽学園、桐蔭学園を下す
内野席は満員、大阪桐蔭が参加した昨秋の神宮大会と同じだ
第49回明治神宮大会の高校の部の2回戦2試合が11月10日(土)に神宮球場で行われ、V候補筆頭の星稜(北信越・石川)と、神宮大会初出場の筑陽学園(九州・福岡)がいずれも7回コールド勝ちで初戦の2回戦を勝ち上がり、4強入りを決めた。
11日(日)の第1試合には高松商(四国・香川)と、1回戦で東邦を7-3で破った八戸学院光星が対戦し、その勝者と星稜は準決勝で戦う。
また、第2試合目には国士舘と、1回戦で龍谷大平安を6-5の接戦の末に勝ち抜いた札幌大谷が対戦し、その勝者と筑陽学園は初の決勝進出をかけて準決勝を戦うことになる。
観戦記① 強豪対決
星稜 4回に打者一巡の7点
注目の奥川投手、圧巻の投球術
星稜の奥川投手、7回3安打完封、148㌔直球
も数回出して2ケタ奪三振。来春センバツのスタ
ー選手になるか
最速150㌔の来秋ドラフト候補になっている星稜のエース・奥川恭伸投手が神宮の舞台に登場した。身長183㎝の長身から2回、3回に148㌔の直球を投げ込んだ。確認しなかったものを含めるとそれ以上の球速を出していたかもしれない。相手チームの観客からも「おおー」と声が出たほどだから、その速さがわかる。
1回から3回まで奪った三振は7つ。許した安打は1本だけ。星稜打線も3回まで1安打無得点と静かなスタートだったので、「投手戦になるのか」との雰囲気もあったのだが・・・。
予想は見事に外れて、4回表に今度はコールドゲームを予感させる星稜打線の猛攻が始まった。
まず、一死から4番・内山壮真内野手が左2塁打で一死2塁とすると、エースで5番の奥川投手が右越3塁打で先取点を入れた。続く6番・福本陽生内野手が左前タイムリーで1点、さらに四球で一死1、2塁にすると、有松和輝外野手が右前タイムリーで1点を加えて3-0とリード。
その後も1番・山本伊織内野手の内野安打や四球での押し出しで2点を加えて、最後は内山内野手が二死満塁から左前2点タイムリーを放ち、この回だけで打者一巡の7点を奪って完全に試合の主導権を握った。
▲打っても右越3塁打で2打点の5番・奥川投手
▲4回表、1番・山本内野手の内野安打で4点目
7回表にも相手の守備の失策やスクイズで2点を追加、9点目を入れた。広陵打線は奥川投手に内野安打など3安打、無四球に抑え込まれ、しかも2ケタの11三振を食らって得点チャンスもなく敗退してしまった。
▲最終スコアと星稜応援席▼
星稜は11日に行われる高松商と八戸学院光星の勝者と、12日に決勝進出をかけて対決する。
観戦記② 初出場校対決
筑陽学園 10-1で桐蔭学園下す
投打で圧倒、毎回安打と継投策
明治神宮大会の初出場組「筑陽学院VS桐蔭学園」の対決は、筑陽学園が神奈川の強豪・桐蔭学園を投打で圧倒し7回コールドで打ち破った。
▲筑陽学園は毎回安打の10得点。ゼロの数字は・・・
2回裏、筑陽学園の弥富内野手が中前2点タイムリー
筑陽学園は2回裏に、6番・福岡大真外野手が中越2塁打で塁に出ると内野ゴロで3塁に進み。先発の9番・西雄大投手の中前2塁打で先制点。さらに二死満塁のチャンスから3番・弥富紘介内野手の中前タイムリーで2点。続いて4番・江原佑内野手の左前タイムリーで1点を追加。この回4点を奪って試合の流れをつくった。
序盤に投打で活躍したエースの西投手
3回裏にも安打や相手の守備の乱れで3点をあげて、3回で7-0と大きく引き離した。その後も3回、4回に1点ずつを追加、6回には福岡外野手が右翼にソロ本塁打を放つなど圧倒的な打撃力で7回コールド勝ち。結局、毎回安打の13安打、2回以降は毎回得点という一方的な試合となった。
筑陽学園の投手陣は先発の西投手が3回まで2安打無失点でマウンドを譲り、二番手の西舘昂汰投手が継投し、4回から7回まで2安打1失点と好投した。
4回から継投して好投した西舘投手
初出場組では勢いのあるチームで、多彩なタイプの投手陣を揃えているだけに面白い存在になりそうだ。
準決勝では国士舘と札幌大谷の勝者と初の決勝進出をかけて戦いに挑む。









