頂点まであと2勝!

  ベスト4、半数はノーシード校

打撃強力で波乱もある?

 

 

南北埼玉大会もいよいよ準決勝、決勝を残すのみとなった

 

南北埼玉大会の準々決勝の8試合が、7月18日(水)に県営大宮球場、市営大宮球場、上尾市民球場で行われ、南埼玉の浦和学院、北埼玉の花咲徳栄などがベスト4位に進出した。

 

南埼玉のベスト4位は浦和学院をはじめ聖望学園、川越東、川口の4校。このうち川越東と川口はノーシードでの勝ち上がり。

 

一方、北埼玉のベスト4位は花咲徳栄と滑川総合、上尾、昌平の4校。このうち滑川総合と昌平はノーシードだった。

 

南北ともに有力シード校とノーシードの2校ずつが準決勝を戦うことになる。

 

ノーシード校と言っても打線は強力だけに、勢いで決勝進出する可能性もある。猛暑のなかでの投手陣の疲労や不振、また守備陣の失策やミスプレイなどがあれば形勢逆転の場面も予想されるだけに波乱もありそうだ。全国各地で実力上位校や強豪校の敗退が目立っているだけに油断は大敵だ。

 

今大会において南埼玉で得点トップは浦和学院と川越東の36点(いずれも4試合)。逆に失点が少ないのは浦和学院の7点でひとケタは同学院のみ。実績と今大会の成績を見ると浦和学院の決勝進出は見えてくるのだがー。

 

北埼玉の得点トップは滑川総合の4試合50点がトップ、続いて5試合戦っている昌平の42得点。意外にも花咲徳栄の35得点は4チームのなかで最も少ない。

 

もっとも失点についてみると花咲徳栄が最も少なくわずか4失点。上尾も5失点とシード校の投手陣のレベルは高い。滑川総合と昌平の打撃陣が上位シード2校の投手陣をどこまで打ち崩せるかどうかがポイントになる。

  

準決勝の組み合わせ

【南埼玉】21日(土)

浦和学院-聖望学園 10:00

川越東-川口      12:30

決勝は23日(月)の予定。

 

【北埼玉】22日(日)

花咲徳栄-滑川総合 10:00

上尾-昌平       12:30

決勝は24日(火)の予定。

●準決勝、決勝はいずれも県営大宮球場で行われる。

 

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準々決勝 観戦記

 浦和学院コールド勝ち

 朝霞を11-4で破る

 

18日、県営大宮球場では準々決勝3試合が行われ、1試合目に浦和学院が登場した。対戦相手はシード校の朝霞で、11-4の7回コールド勝ちで準決勝進出を決めた。

 

浦和学院が13安打11点で勝利

 

浦和学院は1回表に二死2塁から4番・上野暖人外野手が左越えの先制タイムリーで1点を奪った。

 

2回表には先発の近野佑樹投手の中越え3塁打で1点、さらに二死2、3塁から矢野壱晟内野手の中前タイムリーで2点を加えて4-0とリードした。

 

ところがその裏に朝霞は1番・依田昌樹内野手の中前2点タイムリーなどで3点を入れ、4-3と追い上げた。

 

浦和学院は4回表に打線が爆発。安打や四球で塁を埋め一気に6点を稼ぐ攻撃を見せた。ここで「5回コールド」の結末が予想された。

 

その裏に朝霞の打線が意地を見せた。四球、犠打で得点チャンスをつかむと左前タイムリーで1点を返し、10-4とした。浦和学院の5回コールド勝ちを許さなかった。

 

7回表、矢野内野手が決勝点となる中前タイムリーを放つ

 

それでも浦和学院は7回表、二死2塁からまた2番・矢野が中前タイムリーで1点を加え、11-4とした。その裏に朝霞に得点を与えなかったので、この1点が7回コールド勝ちを決める決勝点となったのである。

 

矢野は右手首負傷のためスタメンを外れていたというが、今大会初めてのスタメン入りで、犠打も含めて4打点の活躍ぶりだった。復帰によってチームの打撃、守備、走塁面で大きなプラスになりそうだ。

 

■南北埼玉大会■

18日・準々決勝の試合結果

 

【南埼玉】

浦和学院 11-4  朝霞    7回コールド 

聖望学園  6-3  川口市立 

川越東    7-5  市川越  

川口     6-5  ふじみ野 

 

ノーシードの川越東はシード校の山村学園、市川越を連破、川口もノーシードながらシード校の山村国際、ふじみ野に打ち勝ちベスト4入り。

 

有力校のふじみ野は1回の4失点という予想外の展開に歯車が狂ったのか、終盤に底力で追い上げたものの逆転には至らず接戦で敗れた。

 

また市川越も5回までに5点差をつけられ、6回に4点を返したものの、あと一歩での敗退となった。

 

【北埼玉】

花咲徳栄  4-1 正智深谷

滑川総合 11-1 白岡    7回コールド

上尾    13-4 早大本庄 

昌平    13-3 本庄東   5回コールド         

 

花咲徳栄は前試合に続いて野村佑希投手が2回目の先発。9回を失点1で完投した。安打も出て「エースで4番」の二刀流が本格化する日も近い。

 

昌平はノーシードで強豪の春日部共栄などを破り ベスト4位に。本庄東の対戦では初回に2発の本塁打を含む攻撃で6点を先取、さらに得点を積み重ねて圧勝した。滑川総合は打撃力がある。

 

上尾は9回表に7点を取る猛攻で優勝候補2番手をアピールした。

 

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