加須は「かぞ」と読む  市の知名度も上昇中

 

5度目の夏の甲子園出場で初優勝した花咲徳栄は、埼玉県勢初の優勝校でもある。この初優勝で花咲徳栄は「徳栄(とくはる)」という略称で呼ばれることも多くなった。それだけ有名校になったと言える

 

たとえば、夏の甲子園の主催者である朝日新聞の埼玉版では、この優勝報告会の記事の見出しに「徳栄 おめでとう」という大きな見出しを付けた。これは埼玉版ということもあるだろうが、全国区の有名校となったわけだから「徳栄」という略称で通用する場合もある。

 

今回の花咲徳栄の優勝で、一気に知名度が上がったのは、同校の所在する加須市だろう。

報告会での加須市長の発言にもあったように、「かす」と読む人も全国的には多かったはず。しかし、本当は加須は「かぞ」と読む。

 

そういうこともあって、優勝のおかげで加須市の知名度も大幅にアップ、喜ぶ市長の気持ちも伝わってきた。

 

優勝旗をもって会場の大ホールに向かう    報告会を終え、階段をおりて外で待つ送   

岩井監督(優勝旗の前)と選手たち        迎バスに向かう選手たち

  

「ありがとう」「おめでとう」 来場者から熱い声


 

監督や選手たちを送る来場者の群れ         挨拶して最後にバスに乗る岩井監督

  

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強い決意が優勝を呼び込んだ!

 

メンバーの強い決意が優勝を引き入れた。夏の甲子園への出場が決まり、加須市役所の壮行会で、応援の横断幕には戦う前の決意が書かれている。(下左写真)

 

たとえば、

主将の千丸内野手 「日本一のキャプテン」

毎試合先発した綱脇投手 「一球入魂」

見事な継投を見せた清水投手 「全力投球」

投手陣を攻リードした須永捕手 「日本一」

打撃陣の西川外野手 「一球一球」」

中心打者の野村内野手 「一球一打」

など。その決意を実現させたのはスゴイことだ。

 

優勝後には、ハデな優勝垂れ幕などは自粛されたけれど、加須駅に隣接するビルなどには、優勝を祝う小さいポスターが貼られていた。(下右写真)

 

 

  

 

 

花咲徳栄の初の全国制覇を市民などにも報告し、みんなで祝うために9月1日、平日の金曜日に「優勝報告会」が開かれた。

 

3時に開始される報告会には、朝早くから市民などが集まりはじめ、2時ちょっと過ぎには整理券の配布が終了されるほどの大盛り上がり。

 

「記念にしたい」 市民カメラマンも殺到

 

整理券を入手できた人たちは、2階の大ホールへと向かう。整理券のない人たちは選手たちの入場を待つ。大混雑のため、警察官や借職員などの姿が目立った。市民カメラマンからは、「写真撮らせて!」「どいて!」などの声も。

 

選手たちの生で姿を見たい、撮りたいという来場者はかなり多かった。夏の甲子園は、感動と興奮を味わえるいまや老若男女のための大イベント。わが町、わが県から優勝校が出たとなれば、駆けつけたくなるのは当然でしょう。