優勝後のホームページチェックしたら・・・
夏の甲子園で初優勝した花咲徳栄に対する祝福ムードが県内はもちろん、関係者の間でも広がっている。花咲徳栄高校のある加須市の公式ホームページでは、学校の正面玄関前で行われた「帰校式」の模様を1分25秒の動画で紹介している。まず、岩井監督が深紅の優勝旗を持って帰ったことを報告、主将も多くの人の応援に感謝する言葉を述べた。
優勝報告会開催 優勝パレードはなし
8月24日付の加須市のホームページでは、「重要なお知らせ」の中で花咲徳栄の優勝に伴う市としての対応について発表している。
同市は埼玉県勢悲願の初優勝を果たしたことについて「市内外から多数の熱いご声援をいただきまして、ありがとうございました」と述べ、この優勝を受けて次のような内容で、花咲徳栄高校の栄誉を祝福することを発表した。
○横断幕の設置 市内各駅、市庁舎、各体育館
○優勝報告会の開催
・会場:パストラルかぞ
・日時:9月1日(金) 15:00から
○加須市スポーツ特別功労表彰の授与
報告会の日時については、以上のとおり決定しました。パストラルかぞは同市の学習センターで、加須駅北口から徒歩30分、距離2.2㎞
なお、『公道での優勝パレードなどについては、「日本学生野球憲章」および日本高等学校野球連盟の「第99回全国高等学校野球選手権大会代表校・応援団の手引」に基づき、残念ながら学生野球ではできないこととなっております。皆様のご期待に添えず申し訳ありませんが、ご理解いただきますようお願いいたします』と記している。
最近3年の夏の甲子園の優勝校だった大阪桐蔭(大阪)、東海大相模高校(神奈川)、作新学院(栃木)でも、優勝パレードを実施していないことも付記している。凱旋パレードを期待している市民にとっては、残念だがー。
プロ野球のような大型店舗、商店街などで行う「優勝セール」なども自粛するのが慣習になっており、期待はできない。
市長もコメント 「市民を代表してお祝いを」
花咲徳栄が優勝を決めた8月23日には、大橋良一市長のコメントも発表されている。
「見事に全国優勝を果たした花咲徳栄高等学校野球部の皆さん、誠におめでとうございます」
「この度の優勝は、加須市はもとより、埼玉県勢初の快挙であり、皆さんが深紅の大優勝旗を持ち帰ることは、大変喜ばしく、地元加須市民を代表して心からお祝いを申し上げます」
県紙・埼玉新聞は花咲徳栄の優勝を報じる号外を花崎駅、浦和駅などで、1万部配布したほか、電子号外(下画像)でも速報した。
県知事も祝 「甲子園球史に残る試合運び」
埼玉県の上田清司知事も県のホームページの知事ブログの中で『優勝おめでとうございます。埼玉県勢初の快挙です。「ついにやってくれた!」こんな思いを埼玉県民は心から感じていると思います。今回の優勝は、感動と感謝を覚えるところです。甲子園球史に残る試合運びだったのではないかと思います』
「強力な打線で全て圧勝で勝ち抜いたところにすごさがあるだけでなく、背番号1のエースナンバーをつけたピッチャーが2番手に出てくるという継投パターンも初めてのことではないかと思います」。ひょっとしたら野球好き?。
監督出身校 東北福祉大も祝福メッセージ
花咲徳栄・岩井隆監督の出身大学である東北福祉大学広報部では8月23日、同大学ホームページで、「本学OB初 花咲徳栄高・岩井隆さん(平成3年度卒)が甲子園優勝監督に」というタイトルで、
「初の決勝進出で一気に頂点に立った岩井さんが、本学OBとして初めての甲子園優勝監督となりました。本当におめでとうございます」と祝福のメッセージを贈っている。
岩井監督は、在学中には野球部に所属していた。1学年上には矢野燿大・現阪神コーチ、そして同期には金本知憲・現阪神監督などがいるという。岩井監督が四年生の時に、同大学は全日本大学野球選手権で初優勝している。
後輩の高校監督からも祝いの言葉
また、岩井監督の後輩にあたる高校監督の2人からもお祝いの言葉が寄せられている。
仲井宗基・八戸学院光星高監督は、「東北からの日本一へ、私も負けないように頑張ります」
この夏の甲子園準々決勝で対戦した関口清治・盛岡大附高監督からも、「負けてしまいましたが、一緒に戦えたことを誇りに思いますし、敗れた相手が優勝、そして先輩が優勝したことを嬉しく思います」
そして・・・花咲徳栄は、この夏の甲子園で全国区の有力校となった!