盛岡大付・平松投手が作新学院を2安打完投で破る
好カードとして注目された作新学院(栃木)と盛岡大付(岩手)の対戦は、盛岡大付が4-1で勝ち、2回戦に進出。エースの平松竜也投手が2安打完投で相手打線を封じた。スライダーが決まり、9奪三振の好投を見せた。
9回表には、二死満塁という一発出れば逆転の危機もあったが、ライトフライに仕留めた。
両校とも地方大会では、4割に近い打率で勝ち上がってきた。予想では連覇を狙う作新学院の主導で試合が展開すると見られていたが、盛岡大付のエース・平松の力投に屈した形となった。盛岡大付は平松と三浦瑞樹投手の二枚看板で、まず8強入りをめざすことになる。
高校トップレベルの投手も続々登場
強豪、実力校と呼ばれる代表校においては、地方予選では打ちまくってコールドゲームを重ねて勝ち進んでくるケースが多い。しかし、甲子園ではレベルの高い、プロスカウトも注目する高校一流投手たちもマウンドに登場する。こうした投手たちを相手に大量点をたたき出すことはむずかしい。
140㌔越えの速球を持ち味とする投手や、スライダーの切れ味抜群の投手などの注目投手も少なくない。これから続々と甲子園の舞台に登場するので楽しみだ。
花咲徳栄の投打のバランス力に注目
第3日の第2試合は、花咲徳栄(埼玉)と開星(島根)が対戦する。花咲徳栄は綱脇慧投手と清水達也投手の二枚看板で、埼玉大会を全試合とも失点1または2で相手を破ってきている。清水は149㌔の速球投手。埼玉在住の身としてはフレフレ花咲の気分だ。
優勝を狙うには、やはり投手力のレベルが高いこと、これが必須条件となるだろう。では、どこの代表校が有利なのだろうか。それらをチェックしながら観戦していきたい。
そして、勝手に予想していきたい。