<後編>

 

タイトルは何かエラそうな感じもするけど、単純に言えば治療費、つまりお金の話。

 

毎年、税務署に確定申告書を提出している。40代でサラリーマンを辞めてからフリーランス稼業を中心に派遣員、バイトなどをやって生活費を稼いできた。会社組織を卒業(中退?、退学?)

してから、ずっと自営業の人たちと同じように確定申告を行なってきて、いまに至っている。

 

今年3月に提出した28年分の確定申告書では、なんと医療費控除額は約1万5千円にもなった。平成28年に支払った医療費は20万円(3割負担)を超えて新記録を達成した。月平均にすると約1万7千円で、同世代では普通? それとも・・・。

 

もし、多い部類に入ったら国民健康保険の保険者(○○市)さま、ゴメンナサイ。

 

もちろん、パートナー(配偶者)の分も含めての数字だが、彼女は健康そのもので、たまに歯医者に通うだけ。医療費の95%は私が使っている分だ。

 

治療費のなかで、最も比率の高いのは、やはり狭心症治療に関連する支払いだ。採血、尿検査、心電図、そして診察料、ときどきCT検査もある。でも病院に支払う金額よりも、処方される薬代のほうが4倍も高い。

 

処方される薬は7種類。狭心症や不整脈を改善する薬、血栓(血液のかたまり)を防ぐ薬、そのほか血圧、血糖、コレストロールを下げる薬など。3か月分で約1万5千円になる。

 

ということは、病院と薬局に支払う年間の狭心症関連の治療費は、9万円ほどになるわけだ。

 

昨年、支払った医療費約20万円のうち9万円が狭心症関連となると、全体の45%を占めていることになる。例年だと約6割ぐらいの占有率なので、この病気が大幅に゛改善゛されたのか、と思いきやそうではなかった。

 

その数字には、よくない実態が隠れている。この数年をみると、狭心症はほぼ安定しており、毎回支払う治療費の上下の波はそれほどない。

 

その謎解きはこうである。要するに狭心症以外の病気の治療費がグンと増えたために、その比率が下がっただけなのだ。

 

とくに、昨年の歯医者通いは、イヤになるほど多かった。1回も行かなかった月は本当に「記憶がありません」と言いたいぐらい。抜歯をはじめ虫歯治療やブリッジなど、月によっては毎週のように通っていたイメージがある。

 

皮膚科、内科、耳鼻科にも、例年よりも多く通った気がする。こうしたことが年間20万円を超えて新記録を達成した要因だろう。 この記録を更新しないように、ことしはケガや病気に気をつけなくちゃ。

 

でも、今年もわが家の医療費のトップシェアを占めるのは、大ショックを受けるような病気が発見されない限り、狭心症の治療費だろう。

 

できれば、「高いレベルでの安定した状態」は、医療費ではなくて、わが家の家庭経済であってほしいけど・・・。

 

今回は、ちょっとボヤいてみました!