コロナ禍が続き2022年の年が明けても影響を及ぼし暮れになっても増えたり減ったりしながらもその対策も緩んできたようで賑わいも取り戻しつつある。

 私には辛く長い一年であった。

2月には長年生麦教室の代表として面倒を見てもらっていた角田さんが入院先で亡くなりショックだった。6月には長年入院していた母親が96歳でなくなりコロナ禍の仲、家族葬で行うために九州の実家まで戻って来た。年齢も年齢なので覚悟はできていたが実際に亡くなってみるとショックは隠せない。

 戻ってきて7月7日には、長年おつきあいをしていただき九州人として空手の同じ流派の先輩として敬愛をしていた坪山先生が亡くなられ、これまたショックであった。

 9月には50年ほど前に鶴見道場で同じ稽古をしていて今では月心会の師範として交流のあった関先生の訃報に接し、私より4歳年下なのに・・という思いもあり、今年はさすがに心が折れたね。

 嫁がいろいろ励ましてくれてわかっちゃいるが、なかなかそう簡単に行くことではない。

そんな中、暮れの全国大会に向けての準備中に、大会のライブ配信をしませんか、というスタッフからの声を聴いてこっちはまるっきりの素人でどうやればいいのかもわからずにやろう、と言ってはみたが正直どんなものかも想像もできなかった。

 悲しみから吹っ切れたようで、集中をして大会を迎え、その結果何人の人からもライブ配信のお礼を言われてようやくやる気になって前を向くようになってきたね。

大会のライブ配信なんて考えてもなかったが、昔で言えば実況生中継、である。

 ユーチューブにアップできるだけでも大変な進歩なのに、ここまでくるとついていくのが精いっぱいである。

 しかし、空手に打ち込むこんな姿こそが故人たちの喜ぶことであろうねぇ、

そう思うようになった。

幸いにも暮れの健康診断でも良好の声をいただいている。

 来年に向かって心新たに精進していこうかね。