3月1日、天気も上々気分もいいので上野公園まで行ってみることにした。

なんと公園前の出口を歩くと道路が遮断されていてびっくりした。今はまっすぐ歩くと上野動物園入り口に行くのだが、残念ながら今も閉園状態である。

桜の木もつぼみどころかまだまだだねぇ。ここ何日かの暖かさで少しは進むといいのがねぇ。

 幕末、上の戦争と呼ばれここにこもった彰義隊が大村益次郎率いる官軍に半日で敗北に追い込まれ多くの戦死者がが眠っておりその墓があるところである。

 雑誌連載で大村益次郎を取り上げる予定でその関連の彰義隊の墓に来たというわけである。

 私が上京して訪れた50年前はもっと大きい小屋で多くの遺品も飾ってあったのだが今は墓のみが残されているようでずいぶん寂しくもなっていたが哀れみを誘う、私は将軍を守ろうとしてまた新政府に最後まで反抗した彰義隊は好きなんだがねぇ。

 何しろ軍事の天才大村益次郎にあっちゃぁひとたまりもなかったようである。

 その横には、上の東照宮もあって、ここではその昔45年ほど前になるであろうか、西郷輝彦さんが主演の時代ドラマで日光東照宮に火をつけた大工の役で出演した時に西郷さん演じる奉行に吟味を受けた場所である。私は西郷さんの前で緊張しているところを、やさしく声をかけてくださったのを今でも覚えているが、その西郷輝彦さんも10日ほど前に亡くなった。

思い出しながら・・・しばしたたずんでいたね。

 その後西郷南洲の銅像前で恒例の写真を撮りアメ横から御徒町駅まで歩いたのだが、アメ横もずいぶん人出が少ない、平日でも人とすれ違うのが大変だったのだがなんと自転車が走行しているのにはびっくりした。

 御徒町駅から電車に乗って戻ってきたのだが、久しぶりの上野界隈早く賑わいが戻ってほしいものである。