10月12日(水)、その夜は馬込教室だったので、終えての帰り本門寺のほうへ回ってみて見た。

その前に力道山の墓があるのでついでに寄ってみたのだが、係の人がちゃんといて懐中電灯を貸してくれてよく見たのだが、やはり訪れる人も多いのだという。

 私が西蒲田に住んでいた折は、トレーニングでこの本門寺の階段を上がり降りしたものだがその当時はちょくちょくお参りをしていたな。

 宮崎の延岡に住んでいた小さいころは金曜日の夜のプロレス中継時間になると父親が近所のタバコ屋さんに連れて行ってくれてプロレスを見させてもらったものだった。

 当時は我々のヒーローであったのだが、大きくなって現実を知らされると覚めたものだが、それでも子供のころのヒーローである。

 終えて本門寺のほうへ行こうとすると狭い通路にで店が立ち並び、家族連れがいっぱいで大変な思いをして通り抜けたが万灯が練り歩く階段になると身動きもとれず、大回りして裏の裏道を通って、池上駅へは行かず、国道1号線へ出て、いつもの川崎駅行きバスを待って戻ってきた。

 さすがに、この日は身動きが取れない蒲田界隈だったね。

蒲田では最大のイベントで、お会式は雨が降るなんて言い伝えられているのだがこの夜はいい天気だったので多くの人が繰り出しだのであろう。出店の商品も売り切れで何も置いてない店もあったくらいだ。本門寺で日蓮上人がなくなったのが10月13日、61歳であったという。

 ずいぶんなおじいさんだったと思っていたのだが、今の私は63歳、日蓮さんを抜いて生きている。別に比べること自体がおかしなことだが、ずいぶんと生きている中身が違うねぇ。

 といいながらも、空手を終えて戻り、ワンコウと近所を一回りするこの毎日に幸せを感じているので、私は私、人は人、である。

 幸せというものは心が満足することであると思っているので、物欲ではない。

ひがみでも負け惜しみでもなんでない。63年生きてきた私の思いである。

 今日も無事に終了して終えた一日に感謝をして終わるのである。