こんにちは。

放課後児童支援員の「しんごうき」です。

 

前回のブログでは、

話題の書籍『スマホ脳』の内容を基に

放課後にタブレット学習をするのが

当たり前になった場合に、どのような

影響が出るかを児童支援員目線で

予想してみました。
今回はその続きになります。

 

◆衝動的になりやすくなる

前回のブログで紹介した依存性だけでも

十分に恐ろしいですが次の一節にもゾッと

しました。

 

よくスマホを使う人のほうが

衝動的になりやすい

出展:アンデシュ・ハンセン (著), 久山葉子 (翻訳) スマホ脳

 

これは複数の調査から判明していることで

デジタルライフが自制心に影響を及ぼし

ていることが示唆しています。

 

脳において衝動を制御するところは、

成長に時間がかかるので、子どもが

衝動的な行動をとりやすいのは当然

といえます。(個人差はありますが)

 

施設で怪我や事故が起こる原因には

この衝動的な行動が関連していることが

少なくありませんよね。

 

咄嗟に感情的になって近くにあった

モノを投げてしまうとか…

 

衝動のコントロールが未発達だからこそ、

日々の生活の中でその成長を手助けし、

相手を傷つけるような事件になる前に

それをストップするのが児童支援員です。

 

肌感覚ですがコントロールができない子

の割合が年々増えていると感じています。

 

放課後のタブレット学習の日常化によって

授業以外のデジタルライフの比率が増加し

自制できない子がさらに増えて、衝動的な

行動が増えてくるのではないでしょうか。

 

そうなれば施設内でのトラブルや怪我が

多発してしまい、その火消しに追われる

児童支援員の負担は益々増加します。

 

原因を追究する際に、その子の性格や

家庭環境などの背景を考慮し対応策を

考えることがこれまではセオリーでした。

 

今後は家庭環境を細分化し、家庭で

どの位の時間、デジタル機器に接して

いるのかもリサーチして衝動的な行動を

してしまった子どもの背景を掴む必要が

でてくるでしょう。(個人面談の質問項目

や入所手続の際に、独自のアンケートを

使って把握するといったところかな)

 

2回に渡って『スマホ脳』の中の気になった

記述をもとに子どもたちへの影響を予想

してみましたが、いかがでしたでしょうか。

 

上述してきた影響をアタマに入れつつ

デジタル機器の施設内での運用(使用)

ルールをしっかり設定して、子どもたち

を守ってきましょう。

 

余談ですが、
『スマホ脳』にはデジタルライフの生き抜く

ための警鐘やヒントが沢山あります。

仕事抜きにしても一度読んでみることを

おススメします。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

今日もワクワクする1日を!

 

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