2024年がスタートして3週間。
年明けから石川での大地震や羽田での
航空機事故なと大きなニュースが
飛び交っています。
放課後児童支援員にとって1月は
次年度に向けての人事異動の話が
飛び交う時期。
「今の現場の子どもたちと
離れたくない」という支援員が
大半だと思います。よくわかります。
といっても人事異動はキャリアアップ
と給与アップのチャンス。
ただでさえ他の業界と比較しても薄給で
生活の苦しい児童支援員の業界。
そこに円安、物価高の追い打ち。
人事異動で少しでも昇給できるなら
それを活かさない手はありません。
今回は人事異動での給与アップについて
私の経験をお伝えしていきます。
◆3つのパターン
人事異動に伴う昇給は、下のパターンが
オーソドックスではないでしょうか。
①勤務施設での役職変更
②本部職員に異動
③他施設での移動
①は「常勤からサブ」「サブからリーダー」
など役職が変わり手当がつくので給与が
アップします。
手当額は一律でないケースもあります。
同じ役職でもランク分けがあります。
例えば施設長手当でも月額5,000円
10,000円、20,000円、30,000円、
50,000円と5段階に分けている会社が
ありました。
「私はこの役職は初めてだから」と
考えずに交渉してみてもよいでしょう。
②は、現場を離れて本部所属となり、
エリアマネージャーなどになる異動です。
本部職員の給与体系になるため給与アップします。
ただし、施設長や所長などから本部職員に
なる場合は要注意。本部での役職がないと
役職手当がなくなるため現場よりも給与が
下がる可能性があります。
実際、私はこの状態になった経験があります。
それでも本部に異動したのは、本部経験を
積んでスーパーバイザーを目指したからです。
③は、契約内容が変わるケースが多いです。
役職変更や正社員への契約変更などを会社から
提示されます。
いわば会社から「いい条件を出すから
ぜひとも施設異動してください」と
言われるのです。
この③のパターンは会社に昇給を交渉する
チャンスなんです!
◆交渉してもいいんです!
「え、人事異動は会社からの指示だから、
交渉なんでムリでしょ」と思いますよね。
普通に考えれば、会社の辞令に交渉の余地は
ほとんどないでしょう。しかし児童支援員の
業界は万年の人材不足。悲しいことですが
実力を認められての円満な人事異動よりは
人員不足でムリヤリ役職に引き上げるような
人事異動が圧倒的に多い。
その状況に異動するわけですから
あなたの実力は、必要性は少なからず会社に
認められているはず。
だったら、ダメで元々と考えて昇給の交渉を
してもいいんではないでしょうか。
◆交渉の実例
では実際に、どのぐらい昇給できるのか、
私がこれまでに経験した人事異動の昇給の
昇給額トップ3を公表します。
あくまでも最大値なので、交渉でこの金額が
勝ち取れるわけでありませんのであしからず。
交渉時の目安にしていただき、
人事異動で自分を安売りしないように
活用していただけたら幸いです。
ちなみに、私は交渉の際には、自分の仕事を
書面にまとめて提出するようにしました。
支援員の仕事は数値にするのは難しいですが
何もカタチがないと昇給の判断材料に乏しく
昇給を勝ち取れないと考えたからです。
◆それでもやっぱり…
人事異動をテーマに給与アップについて
お伝えしてきました。残念ながらこれが
上手くいったとしても、児童支援員は
元の給与が低水準。やっぱり支援員を
継続するには「学び」と「投資」が
必須だと私は考えています。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
今日もご喜楽な1日を!