こんにちは。

放課後児童支援員の「しんごうき」です。

 

突然ですが、みなさんは曖昧なコトバや

表現をどの位、意識していますか?

 

日本語は曖昧なコトバや言い回が多い

言語です。曖昧さは相手が自分に有利

なように解釈する余地を残します。

 

そのため不要な誤解やすれ違いが生じ

やすくなるので、ビジネスの場では極力

避けるべきとされています。

 

児童支援員の業界は、どちらかといえば

曖昧なコトバが比較的多く使用される

傾向にあります。

 

その理由の1つには、曖昧さを排除する

ために有効な「数字」と「固有名詞」を

活用することが難しい場面が多いからです。

 

例えば、ある日の児童の遊びの様子が

次のような報告だったとしましょう。

「今日は友達5人と遊び、A君とは20分、

B君とは30分、C君、Dさん、Eさんとは

3人でブロックを1時間遊んでいました」

 

確かに数字が入っていますが、客観的では

あるものの報告で知りたい児童の様子の絵が

まったく浮かびません。

 

これは一例で、他にも明確にしにくく、曖昧な

言葉を使わざる得ない場面はたくさんあります。

 

しかしできることなら、トラブル回避のためにも

「曖昧なコトバや表現を極力控る」という考えを

児童支援員も留意いておきたいところです。

 

ところが、明確さが必要になる場面にも

曖昧なコトバで済ましてしまう方がいます。

 

これが色々なところで弊害を引き起こし、

支援員間の関係性を不要にギクシャクさせ

児童が不当に、理不尽に怒られるという

悲劇を生み出しています。

(支援員間の弊害については当ブログの

あいまい表現の弊害』を参照)

 

 

一方、児童はどんな曖昧なコトバで被害を

受けているのでしょうか。

肌感覚ですが、次の3つが思い浮かびます。
 『ちゃんと』 例:ちゃんと片付けて

 『きちんと』 例:きちんと並んでください

 『きれいに』 例:きれいに戻しておいて

 

支援員歴が長くなると、普段よく使うフレーズに

この3つが入っていて、無意識に使ってしまい

ます。(私がそうなので)

 

曖昧なコトバをつかった指示や言い方で

支援員の意図を児童が正確に読みとる

ことができるかは、その児童次第です。

 

具体例を挙げて説明すると

新規施設で、遊具の定位置が未確定な状況下

「ちゃんと片付けて」と声掛けをしたとします。

童は自分の解釈で、ちゃんとした場所に

片付けたのに怒られることがあります。

 

もちろん、空気を察し支援員の意図する場所

(感覚としてOKな場所)に片付けられる児童も

いるかもしれません。しかし、これでは児童に

求めすぎではないでしょうか。

 

「遊具の定位置を決めテプラを貼る」

「片付け見本写真を棚に掲示する」などの

環境整備を行い、その上で「遊具は棚の

見本をみて片付けてね」を声をかければ

どの児童もきちんと(支援員のイメージ通り)

片付けできるのではないでしょうか。

 

 

まとめると

曖昧コトバや表現に善し悪しはありません。

状況に応じて「曖昧」と「明確」を使い分けられる

ように普段から曖昧なコトバに注意を払うこと。

これは児童や同僚との関係を良好に保つため

にも児童童支援員にとって必須のスキルでは

ないでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

今日もワクワクする1日を!

 

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