こんにちは。

放課後児童支援員の「しんごうき」です。このブログにお越しいただきありがとうございます。

 

このブログは、

小学生の放課後の安心・安全を担う「放課後児童支援員」がその処遇の悪さから「支援員を諦めるより他ない状況」から抜け出す方法や考え方を伝えるものです。

 

そこでこのブログでは、『放課後児童支援員のスタイル革命』と称して、すぐに取り組める「仕事術」「お金の守り方」「お金の増やし方」を発信していきます。

 

■放課後児童支援員の3つのキャリア、3つの道

寒さがだいぶ身に染みるようになってきました。放課後児童クラブ(通称、学童 )では来年度の申請受付が終了する頃でしょうか。経験のある放課後児童支援員(以下、児童支援員)ならば、そろそろ来年度の計画を立て始めるころです。年が空けてしまえば、新年度の準備に追われ、落ち着いて考えらる時間を持つことが難しくなります。その前に、児童支援員としての来年度について少し考えてみませんか。今回は児童支援員をある程度継続した先についてお伝えしていきます。


◆児童支援員の3つのキャリア

平均勤続年数が5.5年と短い児童支援員には次の3つのキャリアがあります。

 ①現場の児童支援員

 ②施設長などの管理職

 ③本部のマネージャー


まず児童支援員をスタートすれば当然、現場に入り児童と接するので①に該当します。そこでスキルアップし現場経験を積み重ねていくと、そのうちにサブリーダーや施設長などの②の管理職を打診され、職員管理やマネジメントを任されるようになります。責任が増える分、手当が付くので給与も多少は良くなります。しかし、施設運営や学校、会社への報告、行政への報告書作成など管理職業務が増える分、児童と接する時間が少なくなります。さらなるキャリアアップの道として、③の本部のマネージャーになる道もあります。現場から離れることになるのですが、業務内容は児童や担当施設の事情を把握していないとできないことばかりです。現場の児童支援員に代わって会社や行政に問題点を訴えたり、改善策を提案して承諾を得ることができるので、現場を救う仕事ができます。

 

◆児童支援員を継続した先にある3つの道

一般的な会社では上述したように①→②→③の順番でキャリアアップをしていくのですが、児童支援員では②の管理者になったあとで道が分岐します。それが次の3つになります。

 【A】管理者継続

 【B】マネージャー(すんなり③を選ぶタイプ).

 【C】現場特化型

 

統計や根拠があるわけではありませんが、②をある程度継続したら次のステップである③のマネージャーを目指す児童指導員は多くありません。その理由は明確とマネージャーになると現場から離れることになり児童と直接接することができなくなるので、プレイングマネージャーと管理者を継続するのがAです。

 

Bは、現状の変えたい向上意欲が強い方や、キャリアアップして少しでも給与を多くしたい児童支援員が選択します。しかし、マネージャーになったからといってそこまで劇的に給与がよくなるのかどうかは会社によりますのでよく確認しましょう。ちなみに私の場合は現場のときとほどんど同じで、失望しました。

 

最後のCはどうしても児童から離れたくない方が選ぶ道です。ある程度年齢を重ねたので責任のある②の管理職はお断りしたいとの理由で選ばれ方もいました。児童支援員であれば①の状態で満足な収入を得られればこれほど嬉しいことはないのですが、副業で他の収入源がある、すでに十分な資産がある等の状況でなければこの道は選びにくいのではないでしょうか。

◆どの道が一番長く児童支援員を続けられるのか

3つの道についてお伝えしてきましたが、結局どれを選ぶのかは自分が何を大事するのかです。当ブログのテーマである「児童支援員がお金に困らずに仕事を続ける」ことにフォーカスを当てて考えてみると、どの道を選択しても収入が劇的にアップするわけではないの、別の道もしくは別の方法を模索する必要があります。一例として、【C】現場特化型を選択し、副業で副収入を得るという方法もあるでしょう。【B】マネージャーしながら経験を会社運営を学び、自分でNPO法人を立ち上げるのもいいかもしれません。さらにいえば【A】管理者継続しながら、誰にも真似できない希少性を高めて児童支援員の個人事業主になる道もあるのではないでしょうか。情報を集め知恵を絞り、柔軟な発想で自分なりの児童支援員継続方法を模索していきましょう。

 

■■■まとめ■■■

・児童支援員のキャリアは①現場の児童支援員②管理職③本部のマネージャーの3つ。
・管理職の後で【A】管理者継続【B】マネージャー【C】現場特化型の3つの道に分岐する。
・どの道も劇的な収入アップは見込めないので、情報を集め柔軟な発想をもって支援員を継続できる道を模索する必要がある。

 

児童支援員を継続する方法を中長期的に考えてみたときに、自分の児童支援員として価値を極限まで高めて『希少性』を持つことができれば、【C】現場特化型でも継続できるのではないかとひらめきました。そのあたりは次回のブログでお伝えしていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。