マイナスをゼロに。高性能は人に優しい【226】NDロードスター用ブリッツ改SS。ヤバい | 「うえしまクリニック」〜縁の下の整体師〜

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20年弱、サスペンションとセッティングに明け暮れて、いつの間にやら職人と呼ばれるように。

コンプリートセットアップしてこそクルマは変わります。

2022年9月。フリーランスとして起業しました。
足回り調整屋さんです。


クリニックオフ26翌日の15日。NDロードスターのパイセン(通称Yoshiさん)がやってきたよ。


パイセンには少し前にブリッツ改SSを送った。

その模様はコチラ。


ロードスター3台目。ずっと思った様な走りが出来なかったパイセンは、うえしまに依頼する時の注文が乗り心地よりも速さだった。

2015年のNDロードスターデビューから、数多くのNDも触り、またデータを蓄積してきたうえしま。

パイセンの「Sスペシャル」グレード、「純正トルセンデフ」でも問題の出ない速さ最高点に挑戦。


そうして生み出したのがブリッツ改スーパースポーツだった。

 

 

 

 

取り付けてすぐパイセンはちょー気に入って走りまくり(笑)


そして、


 

 

いきなり新しい脚とA052で2秒アップ❗️


おーパイセン速いじゃん!良かった良かった!




という訳ですぐさまセッティング依頼が。


もうここまで変わると「ちゃんとしたらどうなってしまうのか」の興味しか無いらしい(笑)


という訳で浜松へ。




ふむふむ。



まずはパイセン号を味見させて貰う。うえしまもスーパースポーツは初体験。


おお、乗り心地はやっぱりアタックマシンの雰囲気だねぇ。


「いや?今までも乗り心地悪いクルマばかり乗ってきたのでこんなの全然快適で気にならないです。それよりもこの腰の強さが堪らんです」


なるほどねぇ。


いやもうパイセンはとっくにキマッちゃってるから大丈夫って事か(笑)


さ、んじゃヤりますかね。



・ロールセンタ/ロール軸補正

・フロントキャンバー変更

・リヤトー補正

・前後減衰バランス設定

・フロントトー調整


パイセンがキッチリと整備してあったので、とても調整は快適。補正箇所も少なくてタイヤの摩耗を診ながら作業はサクサク進む。ありがたい。







さ、出来上がり。


しかしまぁスーパースポーツ。これとんでもないわ。


調整しながら思ったけど、強くてしなやかだからいくらでも踏める感じ。乗り心地はそこそこ硬いけど。


コイツはヤベェぜ。もうアクセルなんてスイッチだし、コーナー見つけたら攻めずにいられないくらい気持ち良い。




元はこのダンパー。チューニングしてココまで化けるとは。


(こんなモノ世に出して良いんだろうか)って思うくらいの踏み応えにうえしまも感動。




良い脚あります。まだまだブリッツでイケますぜ。



パイセンにハンドルを返すともう、動き出した瞬間からダメな感じに(笑)


「いやぁ…ハハ…マジか。。


  想像の遥か上ですコレ。ハハ、スゲェ。ヤベェ。コレは凄い。こんなに変わっちゃうんですか。

 いや、コレはマジでヤバいす。ハハwスゲェ」




一度味わうと決して後戻り出来ないヤバいシロモノ


ヤバいくらい効く!キマると笑いが止まらなくなるッ!


スピードメーターが壊れる


周りのクルマが遅くなる


高性能で人に優しいが、免許には優しく無い





パイセンはこの「2段階処方」で完全にヤられてしまったようだ。


良かった良かった!




チューンドラーメンを食って色々話して、大喜びでパイセンは帰っていった。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パイセンは色々と地元で確認して、より一層実感をした様だ。


そしてのぶくんも当然すぐに横乗りさせてもらったらしい。









のぶくんにも良い刺激になったようだ。よーし。



そして、


 

 

 

 

30.2。はやっ!やるじゃんパイセン!! しかも現在15インチ化NDロードスターで最速やん。


もし安脚改で純正トルセンのまま、29秒台まで行ったらコレは【事件】やぞ。


脚とタイヤとホイールとシートだけでプレミアムバッジ獲れちゃうって事やもんね。



ちょっとパイセンの力と、自分で考えた脚の力に関して震える うえしまである。



おしまい。