222猫の日に大号泣 | けろっとな

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2月21日
その日朝から猫の様子がおかしかった。
食べたら吐くし、元気がない。
お水は飲むけど、おやつをあげてもあんまり食べない。
大好きなちゅーるはなんとか食べたけど、また吐いた。
それきりちゅーるすら食べなくなった。
昨日まで盗み食いしてまで食べてたのに。
夕方動物病院につれていく。
ただ、うちの子、病院が嫌いでとんでもなく怒りまくり、バスタオルで押さえられても威嚇しまくり、噛みつき、ネコパンチをくりだし、こんな状態じゃ鎮静剤使わないとレントゲンとれないと言われ、とりあえず吐き気止めを貰って帰宅。
かなり不安だったけど、獣医さんにみてもらったから大丈夫かな、と思った。
評判が良くて最新の設備を揃えた病院を探して避妊手術もそこでした。
 
帰宅したら、疲れたのか寝てしまう。
でもその寝方がぐったりとしててさらに不安になる。
ただ、ほんとに病院で威嚇しまくって怒りまくったので疲れたのだろうと、無理矢理納得させた。
夜になって、ちょっとだけおやつを食べたから安心して泣けてきた。
残したけど。
 
翌朝、不安で4時に目が覚めてリビングに行くと、いつも夫と一緒に寝ているのに、リビングの床においてある毛布で寝ててビックリした。
 
猫は私がこんなに愛してるのに、なぜか夫のことが一番好きで、夫の前でだけすごいかわいい声でなく。寝るときも夫の布団にもぐって寝てる。私の布団には入ってすらくれないのに。
 
なのにリビングで1人で寝てる。
明らかに変だ。
 
もちろんご飯も食べない。
 
でも昨日病院でもらった薬を飲ませなきゃいけなくて、ちゅーるに混ぜて吐き気止めだけ飲ませた。もうひとつ消化の薬はちゅーるすら食べなくなったので飲ませられなかった。
 
怖い。
ご飯も食べないし、元気もないし、水も飲まなくなった。
薬を飲ませたせいか、よだれが出るのか口をモゴモゴしてる。
不安過ぎて、朝イチで昨日とは別の動物病院にいく。
家から一番近いけど、そこまでいい評判は聞いたことない動物病院。
 
先生は愛想がいいわけでもなかったが、
威嚇しまくって怒りまくる猫を洗濯ネットにいれて、じっくり触診、聴診器でお腹の音を聴く、体温を測る、と昨日とは雲泥の差できちんと診察してくれた。カリカリフードをうまく食べられなくなったというと、口の中も見てくれた。
 
昨日の先生は威嚇してるだけで、あー怒ってるねーと、触りたくなさそうだった。
 
お腹はゴロゴロいってるから一応腸は動いてるみたいだけど、と、食べない飲めない猫に水分と栄養剤を注射してくれた。
それだけで私は心底安堵した。
ネットで3日食べないとヤバイという情報を見て、心配でたまらなかったから。
後バリウムを飲ませてくれて、バリウムを吐かなかったら、腸が動いてるから大丈夫といわれ、軽くなった心で家に帰った。
 
一番心配だったのは異物誤飲。
うちのこはなんでもかじって遊んでて、何か間違って飲み込んだかもしれないけど、詰まってたら手術になる。
 
その日、仕事は休みだったけど、休んだ人が何人かいて大変だから出勤してくれないか、と、急遽昼から仕事に出ることにした。
テスト中の娘が午前中で帰ってくるし。
仕事に行って割りとすぐ、娘から猫が吐いた、とLINEきた。
 
どうしよう、どうしよう、と思いながらなんとか仕事して、帰りに動物病院によって、吐瀉物の写真をみてもらうと、バリウムだね、と。
 
入院ですか。
聞いたら
強制ではないですよ。なにもしないで元気ならそのままでいいですよ。
といわれ、なんとも言えない気持ちになる。
 
動物は保険がきかないから高額治療費になって、ごねたりする人もいるから、こういう言い方になるのもしょうがないのかもしれないけど、
 
でも、
あんなに元気のない猫がなにもしないで回復するとは思えないし、
昨日から、私はぐったりしてる猫の息がいつ止まってしまうのかと不安でたまらなかった。
 
そして、あんなに病院をいやがる猫が入院して大丈夫なのかという不安。
 
家に帰ってつれてきます、と一旦病院を出て、家に帰ると猫がいなくなっていた。
リビングで寝てない。さっきまで一緒にいた娘はバイトに出掛けてしまった。
 
ねこは、自分の死んだ姿を見られたくないから隠れて死ぬという話が頭をよぎって、二階を探してもいない。
 
どこか見えないところで息絶えていたらどうしようと、号泣。
 
夫に号泣しながら猫がいない、死んでるかもしれない、と電話したら今から帰るから帰ったら一緒に探すから、と言われとりあえず電話を切って、また二階を見に行ったら私が名前を呼びながら大号泣しているのを聞いたからかいつも入りもしない漫画部屋から猫が覗いていた。
私が昔から買いだめしてた漫画が何百冊とある小さな部屋で、今や誰も入ってなくて、久しぶりに入ったら年頭の地震で本がぐちゃぐちゃになってた。
真っ暗なその部屋でうずくまる猫を泣きながら抱き上げると、ずいぶん軽くなっていてまた泣けた。
 
1人で行ける気がしなくて、夫が帰るのを待って病院に連れていってもらった。
 
レントゲンをとって治療方針を決めるのかと思ったらこのまま入院して検査していくとのことで帰された。
 
家に帰ると、Amazonで頼んでた荷物が届いた。
数日前、食欲が止まらない猫がゆっくりご飯を食べるようにするために、でるでる自販機というやつと、猫の爪切りを買っていた。
注文したときはあんなに元気だったのに。
病院でどんなに不安だろうかと、また泣いた。
 
 
 
水分と栄養剤を注射され、左だけ妙に膨らんだねこ。
 

1人で遊ぶねこ
キヤットタワーのベッドからはみ出すねこ
 
キャットタワーは天井まであって、このベッドは身長より少し高い場所にあって下で寝てるとみんなから触られまくるからか、触られたくないときは良くここで寝てた。
体調が悪くなったら登りもしなくなったけど..