翌日、眠れないし痛みがひどいし私の頭のなかは痛みと時間しかありませんでした。
なにも手につかない。
動くといたいので、木偶の棒のように横たわっていました。
と、不意に沸き上がる強い吐き気。
慌ててゴミ箱を取り、その中に吐きます。
緑色の胃液がマーライオンのように吹き出し、胃液ってこんなに出るんだと思いながら。
その後もトイレにたつとマーライオン、頭を横にするだけでマーライオンになるので、ホントにベッドの上で不動でいるしかありません。
先生がやってきて、緊急でCT撮るといわれました。
車椅子で運ばれていきましたが、案の定マーライオンになり、待っていたおじいちゃんおばあちゃんの注目を浴びます。
CTの結果、いれたステントが詰まったかで膵炎になっている、と。
す、膵炎?
あの、恐怖の、とんでもない痛みと言う、あれかよ!
神様、私なんかしました?
今年調子よかったですよ?
別にステントなんかいれなくてよかったんじゃないですか?
いえ、わかってます、私の体のためだって。
でもそんなの、この膵炎の激痛のもとではなんの綺麗事も通用しません。
さらに緊急ERCPで、昨日いれたステントをもっと小さいやつに交換するって言われましたがどーでもいい..
とりあえずこの激痛から逃れさせてほしい..
ERCPの時の麻酔がどんなにありがたかったことか。
もう意識もなにもかも手放して楽にさせてくれとしか考えられません。
マーライオンなので、喉の麻酔もすっ飛ばし←すっ飛ばせるのかよ!
ERCPが終わりました。
目が覚めたくなかったのに、目覚めさせられ、絶対安静で尿の管までつけられました。
トイレ行くたびにマーライオンになるのでありがたかったですけど。
そしてまた痛みとの戦いが始まります。