火星が山羊座の部屋に入ります。
これは火星の周期から計算して、
2年に一度、必ず起きる現象なのですが、
太陽と冥王星と火星が同座になることは
実は今期の火星山羊座期間を最後に、
もうしばらく(というか200年以上先まで)ありません。
 
冥王星の公転周期が247.8年とだいぶ長いこと。
それがその理由となりますが、せっかくですので、
冥王星x火星x太陽のトリオin山羊座の部屋、がもたらす影響などについて語ってみたいと思います。
 
山羊座。
その象意は達成、社会、構造、権威、力、そしてステータス。
その象意から膨らませて大企業とか政治とか国とか言われることも。
 
そして、冥王星は破壊と再生、または”極端な出来事を引き起こす”トリガー星。
太陽はコアとしてのあり方、目指す目標、成長していくpath、大いなる原動力。
最後の火星は活力、バイタル、争い(力が有り余るなど)、武器、などの意味を持つとされる天体です。
 
この3つのパワーが
「達成、社会、構造、権威、力、そしてステータス」
というところで”うねり、まきこみ、超躍動する”わけですから、
その結果?顛末?世に顕現することとは、やはり、
淀みや歪みが顕現し、それが浄化されていく、または
物を積みすぎると、結果、”物自体の自重で構造体が崩壊する”ように、
自分たちのキャパを考慮せず、積めるだけ積んでいったこと、
それが”キャパover"となり、それが明るみというか、露呈していく、
ということが起こるのでは?ないかと思います。
 
実際、そういったことはもうすでに多々、起きています。
そして、それは太陽が磨羯宮に入った昨日から、また
火星が磨羯宮に入る1月初旬から、さらに加速していくこととなるでしょう。
 
 
山羊座はタロットカードで言うと、
悪魔のカードに例えられることがあります。
これは私は山羊座として、うっ!と思うことがあったりもしたのですが、
(何でや〜何で悪魔なんや〜いややわ〜、的なw)
今、考えてみると、この組み合わせは逆を言うと、”山羊座にしかできない芸当か”とも思うのです。
とはいえそのことについて語りだすと長くなるのでここでは割愛しますが、
山羊座とは力、その力をどのように行使するのかを試される星座だとも言われます。
 
力はいいようにつかえば”正義にも善”にもなりえます。
ただ、悪用するなら、いうなら、”悪魔の所業”すらできてしまう、ということにもなります。
また、いいように使うと言うのも実はとても難しいもので、
ある方向に力を使ったなら、その恩恵を受けられない人たちが出てきたり、
またある時にはその力を正義に使ったなら、逆側から見たら”悪”とも”負”とも見られかねず・・・
常に”敵を作る”リスクを負うことにもつながります。
 
なので、力をふるう、ということは”ある側面においては善でもある側面においては圧倒的に真っ黒”という現象を生み出しかねず山羊座とはその葛藤と常に向き合っていく、そういう人生航路を歩むもの、とも言えます。
また現代ではどうかわかりませんが、中世であったり、戦さが多い時代であれば、
どうしても国を守るためには”悪鬼”とならざるを得ないこともあったり、10000を守るために10を犠牲にするみたいな、
悲しい決断を下さないといけないことだって、あったかもしれません。
それがある意味、”山羊座に宿る悪魔・・・とも取られかねない質”であり、運気のようなものかと思うのです。
 
また話は若干ずれますが、
占星術を解釈する時には”エネルギーでみます”ので、そこには主語はありません。
つまり、お金に恵まれる!というnatalを持つ人はその人もお金に恵まれるかもしれませんが、
だれかをお金に恵ませることもできる、と言うふうに解釈も可能です。
 
そうして考えたなら、
この火星・太陽・冥王星が山羊座でかたまる時期というのは、
”悪魔的なものが拡大・拡張する”が、それによって、悪魔性が露見して、粛清・退場・調整がかかる、ということも
可能かと思います。
 
ニキビも蕁麻疹も”肌の悪魔”のような存在かもしれませんが、
あれもすべては油脂であるとか、毒素であるとかが外に出てくる、つまり顕出することで
初めて”中の不調”がわかるもの。
その表現を借りるならば、この太陽・冥王星・火星が”悪魔の座”に集中する時には、
まさにそういった、中の悪さ、膿、要解毒のものがガンガン出てくる時期である、
などということも可能かもしれません。
 
なあに、出して仕舞えばあとは片付け、終いをすればいいだけ!
中にあるけど外に出てきていない(つまりつかみどころがない)のが厄介だった”要救出案件たち”が、
社会から個人からコミュニティから家庭から!
ガシガシと出てくることとなるのが、この時期の特徴とも言えるかもしれません。
 
 
 
ちなみにその時には、
火星が冥王星のパワーでx10されますから、
イライラや怒りなども迸出しがちですが、
”火星的な怒り”というのは、あり方を変える時、社会を変える時、
何かを変える時などに”常に起こり得るもの”です。
 
クレームが入るから組織がやり方をかえる、
指摘が入るからなにかを変更する、
それは”改善・向上”にはつきものであり、
そういった志向の変更ややり方のシフトは
”優しさ”からというよりは、なんらかの怒りやイライラや違和感のようなものが
プッシュすることが、多くの場合、背景になっているように思われます。
 
 
次に期間についてですが、
この火星山羊座期間は02/13まで続きます。
 
この1ヶ月と数日の間、
ASC山羊座の人、太陽山羊座の人、月山羊座の人には、
なんらかの”運命・症状・体質・基本的なあり方を調整するなんらかのantidote"のようなものが
処方・出されたりするのでは?なんて思います。
それは人生にブーストをかける物かもしれないし、何かを改善するものかもしれないし、
何かを終わらせるものかもしれないし・・・
何かは明言できませんが、(個体差があるため)
いずれにせよ、面白い”展開”がこの火星期間にあなたに起こるのでは?(山羊座の関係者w)と思っています!
 
 
余談ですが、
前回の山羊座火星期間は
2022/01/22から03/06でした。
この時期、山羊座、牡牛座、乙女座、の方々、または蟹座の方々はやはり、なにか、あったのでは?
なんて思いますが、今回もまた”その時に起きたこと”の再来のようなことや、似たようなことが
起きたりするかもしれません!
 
ステータスが変わる、
それもこの時期には起きがちです。
 
どんなステータスが変わるのか、どんなふうにキャリア思考が変化していくのか、
そのあたりもこのあたりの”みどころ”かなぁ・、などと思います!
 
では、火星山羊座期間、楽しんで、どうぞ〜!