木星は占星術のセオリーでいうところの火星と土星の間にある星。

 

所謂ソーシャルプラネットの一つと言われるが、

それは”約1年の公転周期を持つ”ことから、社会の風潮・基盤”を読むのに

適しているからなのか、火星でパーソナルな天体が終わるから便宜上そうなったのか、

また、「いわゆる各天体の学びがあるとかパワーを感じやすいとされる年齢粋なる設定」があるのだが、

(e.g.: 太陽は25-35歳とか)それが木星の場合は人生の中後半に設定されていて、

社会で脂の乗った頃の年齢をその担当年齢域に持つからなのか・・・

その真意はわからない。

 

ただ、星を使った占い、読みでは、1年のことを見る時には

(ただし節目はばらばら。1月スタートというわけではないのがまたユニークなところ)

木星を見るのが手取り早いのでそれが現在の星占いの世界・星読みの世界では主に使われているし、また、使っていない・参考にしていないと”潜り?!”と言ってもいいほどに必須なエレメントであると言えることからも、ポピュラーすぎるほどにポピュラーで且つ、超絶に重要な天体であることは間違いない。

 

 

一年のことを見るにはとりあえず、”木星”しらべとけ!といえるほど重要な天体であり、

各自の人生においてもそれなりの影響を与える・・・とされる天体、それが木星。

 

ただ、

前述もしたけれど(昨夜の記事)

ラッキースターと言われたり、拡大の星と言われたり、耕運の星といわれたり、

俗称は多いのに、本当のところは「この人・・いったい?!」的な・・・ところがあるのが実は木星ではないだろうか、と思う。

 

例えば、土星は比較的分かりやすい(これはまた土星の項でも書くけれど)と思うのだ。

苦手だったりするからこそ”克服すると最高の土台・基盤となり、永久にあなたを守ってくれる、豊かさを保証してくれるベースになる”的な・・・・そういう”克服物語があったりするところ”=それが土星の示すもの。

時代を見る場合も、やはり土星がめぐっているサイン、ハウスは厳しいことが多い。

・・・・が!

それがあるから新しい規律やルールが生まれ、

過去の綻びも是正されていくこととなったりもする。

 

 

では木星は?

 

・・・

 

 

何処かでも書いたけれど、

木星とはそもそも = 大神ゼウス(全知全能の神)ともいわれる天体だ。

 

 

神々のネタをこのまますすめるのが分かりやすいと思うので、

少々逸脱して神話の話ベースで進めるが、

 

ポセイドンは海の王、

マルスは戦神、

マーキュリーは商業・伝令の神、

 

・・・

 

うむ。

 

みんな担当があるのに、

”ゼウス”は大神・・・・

 

え、大神?!

 

学校でいうところの、

数学、理科、体育・・・

の各担当教諭ではなくて、

”校長”とか”学年主任”みたいな・・・・

あれかっ!

それゆえ、校長が変われば、毎回校則が微妙に変わったり、

学校・組織の特徴が変化するのだな、と!

 

* * * *

 

 

オリンポスの神々の中でも最高神とされ、

全知全能とすらいわれる神様、ゼウス。

 

ただ、神話を読み漁っていくとわかるのだが、

その性質は意外と無茶苦茶。

 

時に誰かに毒を持ってみたり、

牛に変装(変化?)してみたり、

恋三昧だったり、

癇癪持ちですぐにブチ切れたり、

 

なんだか、これだけをみてみても、

全知全能の神様、ドーーン!みたいな・・・

そんな偉そうな感じは一切しない。

 

むしろ、とっても人間的であり、

少年のような自由さと活発さ、ときにはだいぶわがままで・・・、

極端かもしれないが、なんだか天衣無縫な感じすら覚えるがどうだろうか。

 

その様をみるに、

神話を知れば知るほどに、

「え、木星=大神のどこがラッキースターなん?」

と思わずツッコミを入れたくなるほど。

 

実際、”これなら無茶振りスターやん・・・ショボーン”って思ったりもするが・・

 

 

が、そのあたりに木星の謎?を紐解くきっかけ、トリガーがあると思うので、それは

次回以降にしっかり拾って行こうと思う!

 

 

(まぁ、なんというか、この人間らしいところがあるからこそ、

”木星らしさ”とはイマイチなんだかよく定まらず、結果、

訳が分かりづらい輪郭をもつ天体になっちゃったりするのかな、と思うのだけれど・・・。)

 

 

・・・・・

 

 

パート2では、

いよいよ、本題の(最近前振りが長いw)

木星の目的と力について触れてまいります!