人間界では

例えば、身長とか体重のように、

高低、上下、優劣というふうに、

数値化できるパラメーターもあれば、

優しさとか直感の鋭さみたいに
数値化しづらいもの、数値化できない、
比較できないものもある。

ただ、もっとつっこんでいうと
その先なのか手前なのかに
”ある、ない”というものもあると思う。

よく言われるように、男と女は思考法が違うとか、
脳梁の太さがちがうからマルチタスク向きかどうか、
みたいな、そんな類のものだ。
 

ホロスコープを見ていてよく思うのは
人間にはあることが普通とされているようなものが”ナイ”というcaseもあれば、
ないことがよいとされているようなものが”アル”というcaseもあるということ。


ただ、それが人間界だけのルールに当てはめて
いいとか悪いというレッテルを張るのは、
私たち鑑定師、星読み師の仕事ではもちろんないだろう。

ただ、その事象のみを淡々と伝える、
告げるのもちょっと違うと思う。

どうやったらその力を使って世に貢献できるのか、評価を受けることができるのか、
社会的に認められるのか、適正領域、活躍の場はどこか、
そういうことを共同作業として共に向き合うこと、ゴールやプロセスの策定をすること、
それこそが鑑定師やセッションをする人としての本懐かな、とも思う。

そして、人間界的には”ー (マイナス)”とされている人、そういう何かを持っている人が、
”抜けていくとき”(なんらかの世界で頭角を現したり、結果が出たり)するときほど
心でガッツポーズをするときはない。

そういうとき、その人は
人間界の規範的なものを超えて、
世界や宇宙から受け入れられる人になる。
いわゆる”天から愛された人”というやつだ。

だれしもが持っている、
”脱藩・脱獄をともなう成功法則、成功の掟”。

それは、
すべて星が告げてくれる。

そして
”強烈な負荷を背負って生まれてきた人”ほど、
早く星になる傾向が強い。

苦しみを味わいつくし、
ここではない何処かへ行きたいと強く願う、
そのとき、初めて星になるためのゲートが開くのかもしれないと思う。

星に振り回されて、
星に苦しみ、
星を克服する。

そのとき、
人は自らが星になるのだ。