今までは”私は〇〇座〜”なんていっていたのが、

私の「太陽星座は〜、月星座は〜」なんて、

初対面でも月星座をつかった自己紹介をするほどに、

月星座の台頭も著しい今日この頃。

 

なんだかんだでここ数年、もはやそれも久しい感じですが、

月って自分の”ネイタル”でみるだけじゃなくて、

日々の星読みにすごく活かせるのです。(当たり前の話なのですが・・w)

 

木星は年単位、

天王星は7、8年、

火星は2ヶ月弱(もっと長い時もある)

金星は1ヶ月前後とかって考えると、

2日半ぐらいかけて一星座にとどまる月は、

ちょうど28-29日かけて全てのサインを回るので、

約1ヶ月かけて全てのサインに光を当てていく

存在とも言え、日々のサイクル、

2日〜3日おきの天気の回り(天の気)を知るのにリズム・周期・ビート的にぴったりなツール・天体なのです。

 

ツキを見るといろいろなことがわかってきます。

日々の運勢や過ごし方、

そして月と他の天体が織りなすハーモニー、

そしてたまに干渉が我々、地球、

生きとし生けるものに与える影響。

 

自分のことでも、

自分のネイタルの月とトランジットの月がどのようになると

自分はどう感じるのか、

どういうことがおこるのか。

 

その辺りを知っておくと実生活に役に立ちますし、

面白いと思います。

 

月というのは”運のツキがまわってくる”のツキでもあります。

 

ツキがまわってくる=自分にとって良い位置にツキが回ること = 占星術的に良いアングルという解釈を取り入れるならば、

一月に4回ほどあります。(自分のネイタルの月とトライン・トライン・コンジャンクション・オポジション)

そして太陽とツキが重なること(自分の太陽とトランジットの月)もいれると5回ほど発生することになります。

 

そっと後押ししてくれるツキ、背中をドンっとおして”背水の陣を迫る”ちょっと強面なツキ、

隣にいてサポートをしてくれる”側近”としてのツキ…。

 

ツキは満ち欠けがありその姿を変えていく。

 

普段はお化けのように夜だけその姿を表し、

陽の光を反射した太陽のゴーストであり、

自らは発光しない天体であるがゆえに、

地球側から見るとその姿を現したり消えたりする

イリュージョン的な存在であり、

巧みに姿と波長を変えながら、

つねに地球とともにあり、人の営み・魂の成長を応援するツキ。

 

時にはその威力が強力すぎて直接見るのが忌み嫌われたほどのパワーを持つ天体。

(平安貴族は満月を直視しなかったとかなんとか)。

 

ネイタルのツキだけでなく、

そんなパワフルで、でもちょっとだけ取扱注意なツキが回ってくるタイミングを大事にすると、

ツキともっとシンクロして、

ツキを味方につける生き方ができるかもしれませんね。

 

そしてツキが運ぶ”世の流れ”みたいな勢いやflowを上手くキャッチして

その波に乗る。

それができればもうあとは”帆を立てたヨット”のように、風向きを見ながらただ進んでいくだけ。

 

時に休み、時に帆を張り、時に船体をメンテする。

 

人生とはきっとそういうことの繰り返し。

風のふくままに進んでいくものなのかもしれませんね。

 

風見鶏をしっかり見て、

その帆に何の風を受け、どのようにすすんでいくのか。

 

自分という船のスペックは一生変わりませんが、その”御し方”は学ぶことができる。

船長=自分は成長をし続けるのです。

生涯をかけた、学びをつづけていく航海。

それこそが人生というものなのかもしれません。

 

 

ただし、ツキはあくまでも”かけてくるものであり、まわってくるもの”。

メリーゴーラウンドのような存在であることには変わりないので、ツキを主軸に生きるのではなく、

あくまで自分自身が太陽であり続けること。

主権=太陽ベースで人生のコマを進めることをお勧めします。