セッション業界(なんの業界?)で、よく言われる、聞かれるのが、

音をとることの可否、推奨/非推奨について。
 
個人的には5年くらい前までは、
どうぞーご自由にー、といってきましたが、
ある気づきと想いがあり、ある時から"音取りはすいませんー💧"とお伝えしてきました。
 
その最たる理由は"音は波動"であるということで、声とは振動であり、
その場の空気をとおして音声情報以外にも体や精神に影響を与えるものであると言うこと。
 
スピーカーを通した音というのがちょっと苦手なので(波長が変わる感じがするので)
私は個人的にセッションは対面方式にこだわっていて、特例的処置を除き、
バリであろうとNYCであろうとそこに赴き、対面でやります。
 
その本質的な理由は声帯から出るバイブレーションを届けたい、
感じていただきたいのとリアルな対面でのやり取りから声以外からも
伝わる空気や色々なものから読み解けるものをお伝えしたい、
相互交換したいから。
 
よく歌手や声楽家は体が楽器のようなものと例えられることがありますが、あれと同様に
ワタシの身体は(もちろん楽器ではありませんが)、チューナーのような特質があります。
音、波長を増幅し、やりとりの中でこそ受けるものから解読できるもの、
調整できるもの、そして生の波長を通してだけ伝えられるものがあると思うのです。
 
 
CD等の音源からでたものと、人体の声帯からでる波長は"同じ音声情報"だとしても、
波長は別物。
 
ライブが好きな方はわかると思います。
 
ライブってなんかその場の空気を楽しみにしていきますよね?
サッカーとかもそうかもしれませんが、あの臨場感、一期一会の感覚、あれがまさに空気が伝えるもの。
 
そのため、ライブ的なものの最中に発生する空気というか地場的なものが生み出すエネルギーや、
音にのっかるエネルギーのすべてを録音音源の中に完全に再現することはできません。
 
 
セッションも同じ。
二人の織りなす空気感や声のやり取りからうまれるなんらかの”気のやり取り”。
空気感染するようなパワーとか波長、エネルギーを感じて欲しい。(だからセッションっていうんですけどねw)
 
音声=情報
 
これ、正解。
 
そして
音声=バイブレーション=波動
 
これも正解。
 
いろいろな捉え方があると思うので何を否定するわけでもありません。
ただ、ある意味私のセッションというのは
情報を伝えると見せかけて(?)バイブレーションでオペをしてるような感じでもあるので、
そういう風に捉えていただければ嬉しいなぁと勝手に思っています。
 
そして、
なにより大事な情報というのは
音を取らずとも、
耳が、体が、
覚えているはず!
 
残念ながら、内容を覚えていないものというのは
おそらく今の時点では、or もともと必要ないものなのかな、と。
 
心に響くもの、言葉、フレーズ、やりとりは、
たとえ一言一句までは覚えていられずとも、
大枠は覚えていられる、いや、どこかに自動的に刻まれているはず。
 
ライブ感とかビート感を大事に
日々セッションしていますし、
講演会等も現地に赴き、皆さんと空気を共有しながらやるのが私流。
 
これからもそのスタンスは変わらないかと思いますので、
音と波長をつたえるセッション(魂のバチスタ)を
ゴリゴリと続けてまいります。
 
*音録りについてよくきかれるのでこちらにpolicy的なものを記させていただきましたが、
音取り推奨をしている方を否定しているわけでも他意があるわけでもありません。